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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

体を流れる

作者: 麻人 弥生

人間は約60%が水分。

霊長類は種類により60%から70%程度が水分。

海月は約95%が水分。

その中で人間にだけは魂がある。その重さ21g。

100年のほど前にアメリカの医師が行った実験により発見されたそうだ。

そしてもしも魂が存在するのであれば、私はそれに触れてみたいと思った。


成人男性の平均身長は171.8cm。

平均体重は60㎏台後半から70㎏台前半。

仮に健康的な成人男性が手に入ったとして彼が70㎏だとしよう。

そのうちの42㎏は水分だ。

さらに体重の約15%から20%が骨の重さと言われている。

幸運な事に骨重量が20%あるとしても14㎏。

残りは14㎏となりその中で魂は21g。

5回ほど試してみたが上手くはいかなかった。


それに比べて新生児の平均体重は約3000g。

人間は新生児であれば体の約80%が水分だそうだ。

つまり2400gは水分。

さらに骨の重さが450gから600gあると仮定した場合。

残りは150gから0gになる訳だ。

そしてその中から21gの魂を探し出せば良い。

14㎏に比べればとても現実的な数字に見えるだろう。


3030g。

私は秤を使って正確に測った重さをノートに記入した。

人間の魂の重さは21g。

私はそれに触れてみたいと思っている。

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