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TABOO OF SPELL  作者: Yanagi
第1章 「異端児と修行」
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第2話 「異端児」

第2話 「異端児イレギュラー

倉庫室についた難波はt底からは見えない位置に移動し、担任の佐久間が来るのを待っていた。

すると、佐久間が現れ反対に佐久間は難波が来るのを待っていた。

倉庫室にあるものとそこに待ち受ける人と結末とは…?



「佐久間先生。こんなところで何をしているのですか?」



隠れていた難波は佐久間に声をかける。すると、佐久間は質問をする。



「先ほどの電話の相手は誰なのですか?」



「それは・・・。」



佐久間の唐突な質問に戸惑いの表情を隠せない難波は



「友人ですよ。」




「友人?それはこの学校の関係者ですか?」



「はい。恐れながら・・・・」



「わかった。何かあればすぐに連絡するように。」


そう告げると職員室へと向かっていった。


倉庫室は電子ロックで常に番号がランダムで切り替わる最新のシステムを採用しており、

ほかの教室は普通のカギだがなぜかそうなっている。

難波はさっき教えてもらった番号を入力キーに入力すると



「ガチャ。」



扉の鍵が解除される音を聞くと扉を開け、倉庫室の中に入る。

総個室の中は窓がなく換気扇と明かりのみの部屋で決まった人しか入れない部屋となっている。

難波は部屋の電気をつけ、探しているある場所へと足を進める。



「あった。」



の一言ともに足を止めて目線を下に向けるとそこのタイルだけ明らかに

ほかのタイルと色が違く、一面謎のプレートのようなものになっている。

難波はスマホをポケットの中から取り出しさっきかかってきた電話番号に電話をかける。



「はい。誰だ?」


電話の相手はさっきかけてきた人物で「難波です。」と難波は返すと



「難波君か。」



「はい。」



「今そのプレートについて教える。よく聞きたまえ。」


難波は変な汗をかき始めつばを飲み込み何を知らされるのかびくびくしている。


「このプレートは特殊で決まった者にしか開けることができない代物でね。」


「なるほど。ではどうやって開くのですか?」


難波は相槌を挟むとまた男は話し始める。


「いい質問をするね。教えます。」


「まず、そのプレートに触れると暗証番号と顔認証システムロックがある。」


男の声を聞くトスカアズそのプレートに触れる難波。


「触れました。」


難波は男に暗証番号を聞き、入力するとプレートが動くのを感じた。



「え・・・これはいったいなんですか?」



プレートが動くとそこには、地下へとつながる階段があり迷宮のようになっていた。


「詳しいことはその階段を下りて廊下があるからその廊下を歩いた先に、

 

 ドアがあるからそのドアの横に顔認証システムがあるからそこに顔を近づけて解除して

 

 その扉の奥に待っているものから聞いてくれ。話は以上だ。」



「わかりました。」



難波は男の発言に返事をすると電話を切る。



ー地下1階 廊下前ー



「確か。これだったよな。」



難波は地下へとつながる階段を降り、薄暗い廊下を歩きたどり着いたのが

電話の男から言われたドアの前に立っていた。

AI音声が話始める。



「顔認証システムです。画面に顔を近づけてください。」



難波はAI音声に従い顔を近づけると



「認証しました。中へお入りください。」



ドアのかぎが「ガチャッ」と音を立てて解除された。扉を開け中へ入ると



「やあ。待っていたよ、難波なんば凌(亮)君。」



なんと、いすに腰掛けこちらを見ながら話しかけたのは電話相手だった。


ー全日本呪紋連盟第17金沢支部ー

場所:東京総合学園付属金沢支部高等学校地下1階



「ようこそ、全日本呪紋連盟第17金沢支部へ。」



男は難波に唐突にこの地下室の存在の名称を説明する。


「はい。僕の名前はご存じかと思いますが、名前を教えてください。」


難波は男の名前を質問する。



「俺の名前は、塚原つかはらさとし。ここの第17金沢支部の副支部長だよ。」



塚原の返答に思わずおなずくことしかできなかった難波。


「よろしくね。それでこの地下室の存在と支部長・この学校について今から説明するね。」


「わかりました。」


難波直に返事を返し塚原の説明を聞き始めた。


「というわけだ。後でこの支部の関係者の写真と現在の職種とあと極秘事項を説明する。」


塚原の説明を真剣なまなざしで聞いていた難波。とっさに質問してしまう。


「あの…。お聞きしたいのですが…。」


「ん?なんだ?何でも聞いてくれ。」


塚原の予想外の答えに口をつぐんでしまったが質問し始める。



「僕の父上から何か聞いたからですか?」



難波の質問に少し戸惑いを顔に浮かべながらまた話し始めた。


「そうだよ。君の父親で現東京本部長の難波なんば文和ふみかずさんから報告があった。


  息子にあのこととあれの存在を説明してくれ…」と。


「それであのことは今の説明で分かったのですが、あれの存在とは何ですか?」


「あれの存在とはー呪紋じゅもんーというものだ。」



「呪紋?」



「平安時代に初めて確認されて以降代々この連盟が守り続けているものだ。」


「一体どんなものなんですか?」


すると、塚原は机のPCを開きマウスでクリックすると一本の動画を再生し始める。



「え。これが呪紋…。」



動画には一人の男性が一言を発するだけでそこにあった岩を宙に浮かした。

そしてもう一言発し終えるとその岩は地面に落下した。


「なるほど、これが呪紋。それで俺と何の関係があるのですか?」


「父親の影響で幼いころから不思議なものを目にしてこなかったか?」


難波は思い当たる節があるのか頷き、「うん。」と小さく返事をする。



「それだよ。不思議なものが見えたりすることや今の動画みたいな能力。

 

 それらを統括しているのがこの全日本呪紋連盟という組織だ。」



「なるほど、俺が異常じゃなかったんですね。安心しました。」


「君は父親がこの全呪連におるから君のほかにも何人かいて、


 我々はその子供や孫を呼ぶとき異端児イレギュラーと呼んでいる。」


この異端児の存在がのちの日本に起こる事件に多大な影響を与えることとなる。





第3話 「四大呪文ー代償だいしょう-」

塚原の説明の後軽い雑談を交わした後の帰り道で謎の男が絡まれているのを助けた難波。

男のピンチを救いお礼としてもらった謎の石板プレート

難波はそれを手に取ると目の前が暗転ブラックアウトし気を失う。

そして、目が覚めると…。


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