森の魔物さん
内容が無さすぎてびっくりするやーつ
ある日森の中
んー
魔物に出会った!
よし、
逃げよう
魔物から目を逸らさないようにしつつ
後退りしながら距離を取る
よーしよしよし
いい子だからねー
そのまま動かないよー
“パキッ”
後退りしていたら小枝を踏んでしまう
その音に反応に魔物がこちらへ動き出す
うん
むり!
一目散に魔物から背を向け走り出す
魔物は遊んでいるのか一定の距離を取りながら追ってくる
「だーれかー!たっけてー!ぽぱーい!いやー!襲われるー!食べられるー!死んじゃうー!」
大声で助けを呼びながら逃げる
しかし、憐れ逃げ込んだ先は断崖が立ち塞がる!
南無三!
そう思い目を閉じ待っているが魔物は一向に襲ってこない
どうしたものかと目をゆっくり開けて行くと
魔物は二足歩行で立ちこちらを見ているではないか
うおー!
でけー!
こえー!
なんだよこいつー
殺すならさっさと殺せよー
と思っていると
「人間の小娘よ、貴様には魔導の可能性がある、そう、変化の可能性と言う魔導の可能性がな」
「えーと、なんのことかな?」
「まぁ、じきにわかる。小娘、魔導に触れた事はあるか?」
「えーと、生活魔法くらいなら?」
「それは魔導ではない、紛い物だ。我らが使う魔導、万物の変化を感じるのだ」
「違いがよくわかんないんだけど、とりあえずどーゆー事なのかな?」
「ふむ、ならば見てみるがよい!我が魔導砲をな!」
そう言った魔物の周囲の大気が震え出す魔物は私の居ない崖に向かって何かをした
目には見えていない何かを飛ばした
崖に穴が空き遥か彼方の向こう側まで穴が貫通したようだ
穴の内部は焦げたようになっており、そこに近づいた蝶々がそのまま死に絶えて落ちていった
「これが魔導である。収束と拡散が基本だな」
「こんなの私に使えるの?」
「やってみるがよい」
「え?あ、うん。...んむむむっ! なんかバチバチなってる!」
「それは魔導に至る前の現象だな」
「確かに魔法を使う時と違う感じがする?」
「その現象をさらに変換させた先が魔導である」
「なるほど」
魔導がなんなのかだんだんわかってきた。
これ
は
「ひとつ、言い忘れていた。魔導は進化の光、選ばれたものが進化する為の光。選ばれぬものが触れれば死ぬのみ」
「そう言うの先に言ってよ!もう魔導っぽいの出来てきちゃったんだけどー!!」
そうして魔導を完成させた少女はその身を変化させていく
本来生物が数世代何十年何百年も掛けて行う進化をその一代で行ってしまったのだ
その背には純白の翼を背負い
まるで天使の様な姿へと変わっていた
ゲ●ター線か何かなのかな?
このあとどうなったかはまた別のお話