壱 3話
ちょっとずつ慣れていこうとしている今この頃のおーしゃんしゃんです。
僕はある日やってないことをやろうと思った。
ステータスのさらに詳細が知りたいと思ったのだ。なので知を使ってステータスを出してその中のひとつに絞ってみた。
結果変わらん。
マジかよ。なんかかっこよく推測した僕が馬鹿みたいじゃないか。
まあいいけどな。1年も積み木を浮かせていたのだ。僕は自由自在に積み木を動かせるようになった。さてと、そろそろステータスに怠を使ったら変わるのではないか。
おおっ!変わってるな!
積み木を浮かせて自分に飛ばす、避けたり防いだりする。繰り返す。簡単だな。
早速やろう。ふん。痛い。
結果から言うと僕はこの日避けることも避けることも出来なかった。というか当たったら体力が1減るんだから休み休みだけどな。
ということでダラダラやっていくか。
はい、ショウです。3歳です。もうすっかり話せるようにもなり、ダラダラするのにも慣れてきた。
今では積み木の速度もあがった。飛んでくる積み木も音速くらいなら楽々にかわせるし、防げるようになり、ステータスにも変化が起こり始めた。
ショウ
ジョブ なし
レベル1
体力 5081/5081
魔力 14082/14082
攻撃 512
防御 509
器用 1382
俊敏 504
知力 1412
運気 1000
ギフト 知、(怠)
まあまあマシになったはずだ。
僕が言うのもなんだけど多分前世的にはまあ強いはず。だが、僕はこの世界の基準を知らなかった。もしかするとこのくらい当たり前にできているのかもしれない。
「ショウ〜」
「はーい」
「ちょっとお手伝い頼めるかしら」
うん、いやだな。でも、1回嫌と言ったらご飯を抜きにされたからするしかない。
「はーい、なにすればいいの?」
「この野菜をお隣さんに持って行ってくれるかしら?」
さてと、家にある台車に乗せてっと。この前引っ越してきたお隣さんに持っていけばいいんだな。
コンコン
「はーい」
「あの、となりのものです。やさいをもってきました」
ちょっとするとアニマと同じくらいの女性が出てきた。
「あら、ありがとう。アニマさんのとこのショウくんね。はじめまして。メリッサよ。よろしくね。ちょうど同じ歳の娘がいるの。マリア、恥ずかしがらずに出ておいで」
すると他の部屋の影からちょこっと小さい女の子が出てきた。
「紹介するわ。娘のマリアよ。仲良くしてあげてね。」
「はじめまして、マリア」
「は、はじめまして!」
マリアは真っ赤になってメリッサの影にかくれてしまった。
「あらあら、ごめんなさいね。この子ちょっと人見知りなの」
これが僕とマリアの出会いだった。
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