表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

模様替え

作者: 黒宮杳騏

絨毯の色を赤に替えた 芳香剤(かおり)も変えて

気まぐれに模様替え 私の部屋 寝転んで呟く

「さて、明日が楽しみだ」


壁紙の色を赤に替えた 芳香剤(かおり)は強く

気まぐれに模様替え 私の部屋 寝転んで呟く

「さて、明日が楽しみだ」


南の窓から転落死した此の魂は

北向き俯く亡骸じみた此の肉塊と

はぐれたのではなく決別したのです そう、お別れです

軽快に手を振り、爽やかな笑顔で そう、お別れです


空は青く コンクリートの白さが目に痛いよ

涙が出そうさ

声は遠く 何だか息苦しくて目が霞むよ

泣いてもいいかな


もう全部 混ざってしまったから

もう何も 見えなくなったから


軽快に手を振り、爽やかな笑顔で そう、お別れです


お別れなんです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ