表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドッグ・ランド  作者: いつき
第1章 ナスティー地区にて
4/9

第2話 レベロとオリバー II

帰路の途中、オリバーはレベロに問う。


オリバー「ていうか、今までずっと気になってたんだけどさ、

レベロはしょっちゅうリンチされてるのになんでいつも散歩に行くんだ?」


レベロ「単純に散歩が好きだからだね。散歩して、外の空気吸って、

この地区の外にあるビル群とか眺めて、上級国民の生活とか妄想したりするのが、楽しい。」


オリバー「そんなことして、今の自分が嫌にならないのか?」


レベロ「ならないね。もうとっくに諦めてる。

6級の僕がああいう場所に行けるわけがない。

生まれが違う人間が行くところだし、そういう国の仕組みなんだよ。

だから妄想するだけで十分満足。」


オリバー「そうか。。まぁレベロ自身がそう言うのならいいか。。

でも、リンチされてもたまにはやり返したほうがいいと思うぞ。

それかレベロだとバレないように変装するか。」


レベロ「いいよ、めんどくさい。

それに変装までして仮にバレたら、それこそもっと舐められるじゃないか。」


オリバー「そっか。。お前ってほんとに頑固だよな。。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ