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第一話 白雪の亡霊

 路地裏をふらふらと歩いていた。実のところ、特に目的があるわけじゃない。ただ、何も考えずに足を動かしているだけ。だけど、私の職業は――。

「おい、お前。喧嘩売ってんのか?」

「……は?」

 突然、目の前に見知らぬ男が現れ、いきなり因縁をつけてきた。何この人……暇なの?

 そう思って黙っていると、無視されたと勘違いしたのか、男は逆上してナイフを抜いた。

「もういい。お前は殺す」

「へぇ……私にそんなこと言うんだ」

 少しだけ挑発してみると、そのまま真正面から襲いかかってきた。律儀な人だなぁ。

 そう心の中で呟いたつもりだったけど――口に出てたみたい。

 でもね。

「本職を、なめちゃいけないよ?」

 私はいつもの動作で、スカートの内側に隠していた小型ナイフを抜く。

 それは投擲用――狙いを定めて首めがけて放つ。

 刹那、首が飛んだ。

 あらら……やっちゃった。どうやら意識はまだあるみたいで、目を見開いたまま何かを呟いている。声にならないその動き。けど、読唇術が使えるからね。ちょっとだけ読んでみた。

 ――『お前は……誰だ……』

 そんなに気になる?なら、教えてあげよう。

「死ぬ前に教えてあげる。僕はレイン。暗殺者の間じゃ、『白雪の亡霊』って呼ばれてるよ」

 その言葉を聞いた直後、男の目から光が消えた。ああ、やっぱり最後までは保たなかったか。

少しだけ、残念――ほんの少しだけね。

 そう思いながら、私はフードを外した。中から覗くのは、白銀の長い髪。

 その髪と、証拠を一切残さない暗殺術――

だから、人々はこう呼ぶ。

 『白雪の亡霊』と――。

はじめましての人は初めまして、雨宮瑞月です!


今回は初めてというわけではないのですが、ファンタジー系小説を書いてみました。この子は自分の性格に少し近づけてみたつもりだったんですけど、全くの別人になってしまいました(笑)

私的にこの小説はバッドエンドハッピーエンド作らずに終わるのかなと思っていますが、のんびりと暗殺者ライフを楽しんでいるレインを見てやってください!


それでは、次回もよろしくお願いします!

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