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00年代

作者: 飛鳥

Dear 千里

あなたと過ごした10年はとっても楽しかったです。

初めて出会ったあの日を忘れることは無いと思います・・・・・

大きな白い箱のなかであなたと出会ったとき、中学生だったあたしは、慣れない手付きでボタンを押してました。

「コンピューターがイカれる」

とか言ってたけど、なにも起こることなくて騙された気持ちになってた時に少し話して、

日に日に文字数が増えていって、オフをしたりしたね。同じ年の子で驚いたけど、嬉しかった。


鉄の塊がコンクリートの塊に突っ込んだときは

「映画みたい」

あたしが言うと

「不謹慎だよ、理央」

そう言った。

真実に目を向けることを教えてくれた。


週休2日になってからはよく箱の中や外で喋ったりした。

「ラッキーだね」

「頭が悪くなりそう」

千里は冷静にあたしの言った言葉を分析して返してくる。そういうところが学校の子と違って

惹かれたのかも知れない・・・・・


SARSが流行った年は

「怖いねぇ」

「怖がるだけじゃなにも始まらない」

行動を起こすことの大切さが分かったような気がした。


「君が見せる仕草 僕に向けられてるサイン もう 何ひとつ見落とさない~」

あたしがドラマの主題歌を歌うと、千里は

「自分も、そうできたらいいな」

同じ年なのに、どうしたら深く考えれるのか千里に教えてもらいたかった。


チャーリーとチョコレート工場を観に行ったら

「エゴの表し方が最高!」

とか話したっけ・・・・・。このときは初めて話があった気がする。


どっかの国が核ミサイルを発射したあの瞬間(とき)

「平和な世界を!」

なんて叫んでる大人が滑稽に見てたりした。


ネットカフェ難民とかなんとか言う前に行動おこせば?

て喋ってたけど本当は何もできない自分に苛立ってたのかもね。

今考え直せば、すでに大人だったのにね。


今あげただけでも、こんなにも思い出があるとは思わなかった。

しばらくあってないけどまた話をしようね。


P.S つぎの時代|(時)こそ、笑顔が増えますように・・・・

                  理央

あけましておめでとうございます!

10年代に突入記念で書いてみました。

稚拙な文章を最後まで読んでくださったあなたに感謝します。

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