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災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい  作者: ねこたまりん
ヴィヴィアンの婚約
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【おまけ】第一章の登場人物

【登場人物】


◾️ヴィヴィアン・ウィステリア


 主人公。

 黒髪で、レンズの大きな黒縁メガネをかけている。


 強力な固有魔法「消去」を持つが、その効力について、ヴィヴィアン自身はよく分かっていない。


 また、固有魔法から派生した、再生の魔術「リサイクル」によって、捨てられた物を素材として、あらゆる物を創生することが出来る。


 愛用の帆布カバンには、無限に容量を増やす空間魔術と、捨てられた魔具や術具などから、エネルギーを回収する魔術が搭載されている。


 幼少期から過酷な境遇にあったためか、強い負の感情に関わる記憶のほとんどを失っている。


 週末に、お気に入りのカフェテラスで、本を読みながらスイーツを食べるのを、心から楽しみにしている。




◾️スカーレット・ビンフィル


 ヴィヴィアンの友人。

 夕焼けのような赤い髪が印象的。

 解呪を得意とする魔導医師。

 先読みの能力があり、ヴィヴィアンに降りかかる揉め事を予知することがある。

 

 トラブルに巻き込まれやすいヴィヴィアンを守ろうと奔走するものの、逆に騒ぎを大きくすることも多い。



◾️コンラート・サポゲニン


 王都病院の病院長。屍鬼族らしい。恐妻家で知られる。ほぼ死んでいるけど、妻の厳重な管理のもとで、健康を維持している。


◾️イルザ・サポゲニン


 コンラート・サポゲニンの恐妻。魔導医学に通じており、王都の行政にも関わっているらしい。


 冷徹な性格だが、一度懐に入れた者に対しては激甘になりがち。


 強力な破壊魔術と解呪の術を使えるが、誤差が大きいのが難点。


 ヴィヴィアンの幸福を願って見守っている。



◾️シャルマン隊長


 王都を守る警察部隊の隊長。

 有能なのに、なぜかヴィヴィアンの関わる騒動の被害者になることが多い。

 常々ヴィヴィアンの危険性を問題視して、国で管理すべきだと各所で主張しているが、なぜか握りつぶされてしまう。



◾️アーサー


 シャルマン隊長の部下。

 言動は軽めだが、冷静かつ公平な判断力で、現場を上手く回すので、周囲にはわりと信頼されている。




〈グリッド家〉


◾️ユアン・グリッド


 呪術師。グリッド家の三男。本来は心優しい努力家だが、薬壺の呪いで性格が捻じ曲がっていた。


 禁呪によってヴィヴィアンの人生を乗っ取ろうと試みるが、ヴィヴィアンにぶっ飛ばされて薬壺の呪いが解け、元の性格に戻った。


 幼い頃からの魔導虫マニア。ヴィヴィアンの使い魔である埋葬虫たちに憧れている。




◾️メアリー・グリッド


 ユアンの妻。幼い頃からユアンを慕っていた。


 婚約後に、自己魔力不全症候群という難病に罹ってしまい、余命宣告を受けるが、ヴィヴィアンの治療器で回復。


 学院時代からヴィヴィアンの熱烈な信奉者であり、『ヴィヴィアン様を物陰から密かに愛でる集い』の会員だった。上位団体である『我が愛しきウィステリアの虹の光』にも、近日中に家族で加盟する予定。


 か弱そうに見えるけれども、実はユアンよりしっかりしている。パン作りが趣味。



◾️アーチバル・グリッド


 呪術をなりわいとする家門の長。

 ユアンたち三兄弟の父親。


 家門を呪い続ける薬壺と戦っていたが、ユアンの誕生後まもなく、妻を失った衝撃で心に隙が生まれ、薬壺の支配に屈してしまう。


 その後は家族への愛情をも見失いかけていたが、イルザ・サポゲニンとスカーレット・ビンフィルによって、物理的に完全解呪されたらしい。


 厳しい父親だけれども、息子たちの幸せを何よりも願っている。一族を救ったヴィヴィアンに、深い恩義を感じている。



◾️ギル・グリッド


 グリッド家の長男。薬壺の呪いで身体を失い、魂を囚われていたが、ヴィヴィアンによって復活する。


 温厚で、物事にあまり動じない性格。

 なんでも出来るすごい兄として、弟たちとメアリーに慕われている。



◾️セイモア・グリッド


 グリッド家の次男。

 呪術だけでなく、魔術や屍術にも長けている。


 薬壺に魅入られ、家族を害そうとしていたが、サポゲニン病院長の屍鬼の術で、薬壺由来の異様な欲望を封じられる。その後、イルザ・サポゲニンの解呪で完全に浄化されたものの、頭髪を失った。再び生えるかどうかは、不明。


 薬壺の悪意に踊らされ、ヴィヴィアンにしつこく絡んでいたため、スカーレットに「変態」認定されて毛嫌いされていた。


 もともとは母親思いの優しい息子で、変態性は特になかったようだ。



◾️ハンニバル・グリッド


 諸悪の根源である薬壺の製造者。

 古代ポリグリッド公国のあちこちで、迷惑行為を働いていたらしい。

 

 グリッド家の始祖だろうとされていた人物だが、実は始祖でもなんでもなかったと判明。


 人格的に最低のクズだという。

 異世界人だという説もあるが、真偽は不明。

 

 まだどこかで「屁のように」生きているらしい。




◾️タバサ・ガゼル・セミグリッド


 薬壺の中の人で、グリッド家の始祖の母。

 青い髪色。

 古代ポリグリッド公国の農業貴族だった、ガゼル家の三女。

 

 アーチボルド・セミグリッドと結婚して、息子ギルベルドを産むが、ハンニバル・グリッドによって薬壺の呪い核にされてしまっていた。


 薬壺から解放され、戦闘系侍女として、ヴィヴィアンに雇われる。


 狩猟と料理が得意。

 布団叩き(二刀流)の名手。好物は握り飯。



◾️アーチボルド・セミグリッド


 古代公国のセミグリッド家の三男坊。狩猟好きの変わり者。タバサの夫だが、ハンニバル・グリッドの罠にかかり、行方不明となる。



◾️ギルベルド・セミグリッド


 グリッド家の始祖。アーチボルドとタバサの息子。



◾️ガタイのいい看護師


 シャルマン隊長の担当者で、アスレチック系のリハビリ担当者。性別は不明。



〈クロヒメシデの一族〉


 ヴィヴィアンの使い魔となった、親子五代の埋葬虫たちと、その番たち。


 年の順に、ノラオ、ノラジ、ノラサブ、ノラヨ、ノラゴ。ノラゴだけは、まだ幼体。


 魔導昆虫の中でも、最凶と言われる戦闘能力を持つ種族だけれども、性格はどちらかというと温厚で、番や家族との平和な暮らしをなによりも愛する。


 親父虫たちの番は、薬壺に囚われていたせいで、卵の状態に戻ってしまっているが、攻撃力は高い。



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