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第5話 昼間は冒険者、夜は魔物

冒険者ギルドにやって来た私はダンジョンでの出来事をギルドに報告した。

何故そうなったかと言うとパーティの男達がギルドで私が死にそうになった事を報告してしまったのだ。

私としては仲間内だけの話にしたかったのだが、余計な事をしてくれたせいで説明を余儀なくされた。

「それで、その天使さま?は、どこから来たのですか?」


「わかりません。

私は毒に侵されていたので、意識も朦朧としていました。

そんな時に目を開けると白い翼を持った天使さまが私に触れると身体を癒してくれたのです。

そのまま何処かに行ってしまいました。」

苦し紛れの説明ではあるが、ギルドの人達も納得してくれたようだ。


それにしても男性冒険者の3人はランクもDランクと低め、ネミスもDランク。

唯一私はCランクでダンジョンでもネミスを庇って死んだようだ。

正直別のパーティを探した方がいい。


「ねぇ、パーティ抜けるわ。

あの時だってネミスを庇って死にそうになったし。

3人も私には足手纏い。

別のパーティを探すわ。

じゃあね。」


私はキッパリと4人にそう言うとギルドを出て街の宿屋に向かった。

冒険者の関係性はドライらしい。

裏切りも良くあるようで、深い仲になるのは難しい。

お金を稼ぐための商売だけあってシビアな事も多いようだ。


それと完全擬態についてわかった事がある。

今現在生きている人間に触れても擬態出来ない事がわかった。

ネミスで試してみたが、擬態出来なかった。

恐らく殺すか死んでいないと擬態は出来ないらしい。


比較的安い宿屋の部屋はドアも鍵がなく、セキュリティは望めない。

私は夜睡眠を必要としない。

昼間は冒険者でお金を稼ぎつつ、夜は魔物に戻ってダンジョンでレベルを上げる事に専念する。


暫くはフリーの冒険者をやる事にした。

特に決まったパーティに属さず、冒険者ギルドでパーティを探している人達の手助けをする。

特にダンジョン攻略を助けるのはレベル上げに最適だ。


ちなみに私は食事も必要ない。

食べても良いが、魔石を食べる事でエネルギー補給にもなっている。

人に見られると不味いが宿屋の部屋なら大丈夫だろう。

エコな体質で助かる。


昼間何件かクエストに同行して、夜になってリトラの元に転送した。

部屋に転送してくると。

「おお、早速来たかスルカ。」


「ええ、ダンジョンでレベル上げをしようと思ってね。

じゃあ、また来るわ。」

素っ気なく部屋を出てダンジョンに潜る。

最下層にはレベル500程度の強力な魔物も存在する。

スキル早熟の効果で経験値が入りやすい。

強い魔物を倒してガッポリ経験値を稼ごう。


そう言えばエルフのアリアーナは面白いアイテムを持っていた。

収納魔法を付与したバックだ。

私は知らなかったのだが、魔物を倒すとドロップアイテムが手に入るらしい。

擬態してそれを初めて知った。

それまで倒した魔物のドロップアイテムは気が付かなかったが、希少な物もあったかもしれないと思うとがっかりしてしまう。

それ以降、収納魔法でアイテムは入れられるので集めている。

換金できるものや武器の素材にもなる。

より強い魔物なら希少な、ドロップアイテムが期待できる。

故に最下層万歳なのだ。


ダンジョン内を歩いていくと途轍も無く大きな魔力の持ち主がいる。

近づくと目の前にはジェネラルキラーナイトが立っていた。

全身鎧でなんと腐蝕耐性を持っている。

これは是非その腐蝕耐性のスキルをゲットしたい。

ジェネラルキラーナイトは剣を振って攻撃してくる。

斬撃無効のスキルもあるので魔法攻撃が有効だ。

全身を鎧で覆われた呪われた騎士と言った所だ。


私は元の魔物の姿に変えて対峙した。

剣を振って攻撃と素早い動きで交わすのがやっとだ。

相手のレベルは411と化け物級のステータス。

毒の耐性や無効化は無いので、毒の攻撃が有効かもしれない。

デスサイズポイズンは毒の魔力を死神の鎌に具現化して、毒のダメージを魔法で与える技だ。

身体にヒットするが、怯まない。

それどころか魔法も打ってくる。

特に頻発するのが、電撃系の魔法で浴びると身体が麻痺することもあるので要注意だ。

それ以外でも炎魔法や水魔法も使ってくる。

剣だけでなく多彩な魔法も使ってくるとは厄介な魔物だ。


腐蝕耐性も全く効果がないわけでは無い。

耐性ならダメージが弱くなるだけで完全に防げない。

毒と両立で腐蝕も狙っていく。


苦労しつつも相手の体力を削って何とか倒した。

魔石を食べると炎魔法と電撃魔法、腐蝕耐性を手に入れた。

「やった!腐蝕耐性は良い。

腐蝕魔法は使われると厄介だから、それに炎と雷撃魔法も良いわ。

闘いに幅が広がる。」

この調子で、ダンジョンを攻略して行こう。


また移動すると直ぐに大きな魔力を感じて近づくとレベル354のマジックミラーエレメントと遭遇。

こいつには一切の魔法が通用しない。

スキル『マジックミラー』で弾かれて倍にして魔法を反射されてしまう。

毒は無効で腐蝕魔法か炎魔法が有効だ。


魔物との戦いもスッカリ慣れて来た。

動き方や攻撃を入れるタイミングも感覚で動けるようになって来た。

難なくマジックミラーエレメントを粉砕。

魔石を回収して食べた。

スキルは魔法反射を獲得。

レベルは265まで上がった。

もう少しで300に達する。

この調子で次の進化をやってしまおう。


その後も強い魔物を倒しては魔石とドロップアイテムを回収してを繰り返してレベル300を越えたところでリトラの部屋に転送した。

私の身体は光輝き進化が始まった。

そして、アルハラに進化した。

その姿はより人間に近づいて、体の色も真っ白ではなく蒼白な肌色と言った感じになり、鎧の代わりにより強固な羽衣のような服を纏った姿に進化した。

背中の翼は一回り大きくなり身体もすっぽりと包めるほどである。


種族 アルハラ

名持ち スルカ・サマリス。

性別 メス

年齢 0歳

レベル313

体力 502564 魔力 627345 物理攻撃 85320 魔法攻撃力 105496 物理防御 45328 魔法防御 76902 速度 63782 運 86972

スキル

猛毒牙 猛毒霧 猛毒舌 猛毒針 剛腕 堅固 浮遊翼

防御翼 隠密 鋼糸 魔法反射 絶剣

毒魔法レベル10

ポイズンアロー ポイズンスワム ポイズンスラッシュ

デスサイズポイズン

腐蝕魔法レベル10

腐蝕根絶波動 腐蝕大爪剣 腐蝕絶滅眼

炎魔法レベル2

ファイヤーボール

電撃魔法レベル2

ライトニング

無限再生 斬撃無効 炎無効 貫通攻撃レベル10 完全擬態 貫通無効 状態異常無効 腐蝕耐性レベル3

水耐性レベル2 電撃耐性レベル3

飛行 早熟 熱無効 頑丈 魔力探知 神眼 魔王覇気

斬撃効果アップ

称号

魔王の百華 毒舌の転生者 知性の宝玉 猛毒の狩人 リトラとの絆 無謀の先駆者 激毒の死神 欲望の亡者

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