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第39話 闇の組織への繋がり

サマラン王国王都タステルクルブに到着したゼロは街中で大暴れしている魔獣が見える場所に瞬間移動した。

魔獣は大きな狼の様な風貌で尻尾が三本生えていて、全身は黒く赤い目をしている。

口から氷のブレスを吐きながら街を破壊していた。

騎士団や軍隊が対応しているが、動きを止めることが出来ていない。


「ねぇ?壮大な景色だと思わない?」

いつの間にかゼロの立っている建物の屋根から少し離れた場所に一人の少女が魔獣を眺めている。


「壮大?あれがか?

子犬一匹暴れているだけの寂しい景色だ。」


「あら、寂しいなんて。

面白いこと言うわね。」

その少女は腰まで伸びる長い黒髪に白いワンピースを風に靡かせてゼロに向かってニコリと笑みを見せている。


「ご主人様のご命令なのでな。

悪いがあの躾けのなっていない子犬は始末させてもらうぞ。」

ゼロは瞬間移動すると魔獣の近くに移動して、右手に剣を召喚すると『絶命剣』魔獣を正面から真っ二つに切り裂いた。

そして、魔獣は光の粒となって消えた。


「あ〜、なんて事するのよ。」

光の粒となった魔獣の近くに少女は瞬間移動してきた。


『ゼロ。その少女は殺さず捕まえてね。』

ユスティティアからの念話が送られて来た。

『御意。』

「さて、我がご主人様がお前だけは殺さず捕まえろと仰せだ。

感謝するのだな。

死なずに済む。」


「あら、それは有難いわね。

でも、あなたがどんなに強くても私には勝てないわ。

何故なら、私の前では全てのものが奴隷と化すからよ。」

『パーフェクトフェロモン』そう言うと少女の周りにピンク色の煙が立ち昇りゼロを包み込む。


「フフフ、どんな生き物も私のフェロモンには逆らえない。

さあ、あなたも四死天女王蜂アマリリスに跪くのよ!」

勝ち誇った顔でアマリリスは高笑いをしている。


「お前達は本当に愚かな者達だ。

この世の闇を支配していると勘違いしている。

お前達が支配しているのは、この世界の片隅に転がる小石が陽の光に当たり薄らと地面に落とす影程度だ。

本当にこの世界の全てを支配される力を持つのは我がご主人様のみ。

お前達の強さなど、所詮は人が持てる限界の力。

神にも近しい我がご主人様の周りにそよぐ風程度にもならない。」

ゼロはアマリリスの両腕と両足を剣で切り払った。

「ぎゃぁぁ!」

腕と足は切り落とされて地面に転がる。


「まあ、腕と足が無くても生きてさえ居ればご主人様もお怒りにはならないだろう。」


私は学園での戦闘を終えてレレやルル、ゼロにレント達の報告を念話で受け取った。

レバートン校長の指示で生徒達は帰宅する事となった。

私も諸々の報告をし終えると瞬間移動で自宅に戻るとゼロ達が揃ってリビングで待っていた。

「ご主人様。魔獣どもの鎮圧は完了致しました。

それと命じられた人間を連れて参りました。」

ゼロの側で瀕死の状態で倒れている少女が目に入ってくる。

「あらあら、虫の息ね。

腕と足を切り落とされたのね。

あなたの魂と記憶は新たな命となって私の為に尽くしなさい。」

少女は恐らく意識もやっと保っている程度で話など出来ないだろう。


「さあ、新しい命の誕生よ。」

少女の体に触れると光に包まれて以前の身体は消滅していき、光の中から新たな身体が構築されていく。

それはまだ幼い少女となって姿を現した。


「へぇ〜、ご主人。凄いのぉ。

生命自体を創造するんやで、神さんやな。」

その光景を見ていたドラは興奮して羽ばたいている。


少女はゆっくりと目を開けた。

「ご主人様。私は…、死んだのですか?」

自分の状態にまだ何が起こっているのかわかっていない様だ。


「あなたの名前はリリよ。

以前の記憶も残ってるはず。

これからは私の為に生きるのよ。」


種族 ルーンデーモン

名持ち リリ・サマリス

性別 女

年齢 ……歳

レベル400

体力 1697385 魔力 4197364 物理攻撃 118034

魔法攻撃力 471395 物理防御 153972

魔法防御 517395 速度 223985 運 301654

スキル

神速 魅了 扇動 撹乱 魔法障壁 擬態 魔導の極み 

索敵 隠密 瞬間移動 次元転移 念話 幻術

闇魔法レベル10 氷魔法レベル10

無限回復 即死無効 毒無効 痛覚無効 氷無効 

状態異常無効 精神支配無効 

称号

創造主の下僕 闇の少女 隷属の女王蜂


「ご主人様。これよりリリは身命を賭してお仕え致します。」


歳の頃は10代前半。

ピンク色の髪が長く伸びて幼さの中にも冷淡さを垣間見ることのできる少女を創り上げた。

瞳はエメラルドグリーンで深く大きな瞳にマッチしてとても良い我が子を創造出来たと感心している。


「リリ。あなたには早速お仕事よ。

わかってるわね?」


「はい。ご主人様。

案内致します。」


闇の組織が根城としている場所はやはり旧魔王が占領していた地域で魔王が築いた城を拠点としていた。


ミカルドスは闇の組織のリーダーである事が判明した。

リリの役目はその男を始末する事。

城内は静まり返っている。

私はアマリリスに擬態したリリの後をステルスインビジブルで姿を隠してついて行く。

そして、魔王城の王の間であったであろう広い部屋に足を踏み入れる。


「ん?アマリリスか。無事に帰って来てくれたか。」


「ミカルドス。

帰って来ましたよ。

でも、私は死んでしまったのです。

後の3人も全て。

私達は手を出してはならないものに手を出した。

だけど、今の私は幸福に満ちていますよ。

新たなご主人様の子供として生まれ変われた。

そして、生まれ変わった私に与えられた最初の使命はあなたを殺す事。

素直に死んでください。」

なんとも屈託のない笑顔を見せる。

ある意味不気味とも取れる表情だ。


「なんと哀れな。

せめて私の剣で楽にしてやろう。」

ミカルドスの右手に持っている剣は黒く禍々しいオーラを放つ。

鑑定の結果、魔王が所持していた剣『暴食の魂剣』

魂を食べる事で強力な魔力を作り出す剣。

ミカルドスはあの剣に取り込まれている。

恐らく魔王が所持していた剣とは知らずに使っていたのだろう。

そして、完全に剣に支配されてしまった。

人間が扱える剣ではない。

剣のレベルは300程度、それならばリリでも問題なく対処出来るはず。

「さあ、リリの力、私に見せてね。」

魔王の剣は部屋中を取り巻く程のオーラを放ち、リリはこの状況でも冷静な表情を見せている。

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