表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】スキルクリエイター 〜レベルを犠牲にスキルを創る。でも、レベルが低くて使えないってどう言う事ぉ〜〜⁉〜  作者: 華音 楓
第2章 万年Gランク確定→頑張ってFランク。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/161

066 新たなる挑戦の始まり

 訓練施設に着いた俺たちは、さっそく資料室へと足を運んだ。


 そこには自衛隊が集めた情報が無料で公開されている。

 さすがに機密事項については一般公開されていないけど、それでもインターネットで調べるよりは正確な情報が集まっている。

 おそらく俺が提出した情報も掲載されるんだろうな。


「この中から第5層関連の資料を探すんすか…」


 さっそく谷浦はこの資料の数に圧倒されていた。

 資料室はそれほど広くはなかった。

 おおよそ20畳くらいかな?

 正直もっと大きいと思っていた。

 その中にはここのダンジョン以外の情報も集められており、探すのに一苦労しそうだ。


「でもでも~、今時紙製ってめずらしい~よねぇ~。」

「そうだね。てっきりパソコンで見られるかと思ってた。」


 アスカとカイリはその数に呆けていた。


「二人とも、この端末から検索はできるみたいですから、さっさと探すわよ?」


 やはりカレン。頼りになりますね~。

 カレンがおおよその場所を探してくれたおかげで、何とか資料を集めることができた。

 その数13冊…

 多いんだか少ないんだか良く分からなかった。

  

 手分けして読んでいくと面白いことが書いてあった。

 

 どうやら、第5層以降の宝箱のリポップ時間がおおよそ8時間だそうだ。

 つまり朝に急いで探せば、帰りの時にまた見つかる可能性があるということだ。


 他にもモンスターの情報やトラップ。

 ダンジョンのマップ情報までそろっていた。


 おそらく第5層以降は情報を多く集めないと、危険な目にあう可能性が高い。

 俺もであったが、『イレギュラー』の存在は大きい。

 第5層の『イレギュラー』についても情報が載っている。


 しばらく読みふけっていると、みんながあらかた資料を読み終わったみたいだ。


 調べた情報を整理すると次のようになった。


①第5層は第4層とはうって変わって、洞窟型ダンジョン。

②出現モンスターは、ほぼスライム。

③スライムは『属性型スライム』と『状態異常型スライム』がいる。

④弱点は第1層のスライムと同じ。※耐久度・素早さ等上昇がみられる。

⑤単独・群れともに存在し、どちらもピンチになるとほかのスライムを呼び寄せる。

⑥『イレギュラー』のスライムが存在する。群れで行動しているため注意が必要。※確認されている『『イレギュラー』型スライム』は、防御型・回復型・魔法攻撃型・迷彩型の4種。


 つまり、第5層の肝は『属性攻撃』と『状態異常攻撃』の2種類ということだ。

 こちらとしては『属性耐性』と『状態異常耐性』が必要になるけど、それのすべてを習得しようとしたら時間がいくらあっても足りなくなる。

 むしろ自然発生させた方が効率がいい可能性だってある。

 その代替案として谷浦には盾の作成をしてもらうことになった。


 盾の性能は『属性耐性』と『状態異常耐性』が発揮されるものだ。


 メリット:『属性耐性』・『状態異常耐性』とリキャストタイムの減少。

 デメリット:耐久度激減。


 何故リキャストタイムの減少をメリットに入れるかというと、壊れた際にすぐ復帰してくれないと困るからだ。リキャスト中に『属性攻撃』と『状態異常攻撃』を受けてしまったら目も当てられなくなるからだ。


 一応谷浦に確認して貰たところ、作成は可能だった。

 盾の名前は「オブストラクションシールド」。

 ただし、消費レベルは10とのことだったので、いったん11レベルまで上げたのちに作成することになった。


 俺たちは自分たちが目指す道のりを確定した。

 おそらくこれはものすごく時間がかかる作業かもしれない。

 でも、この先も6人で進んでいくのであれば必要となってくる作業だ。


「みんな、俺の為に時間を無駄に使わせてしまって申し訳ない。だからこそ、必ずこのダンジョンを攻略しよう。だから頼む、俺に力を貸してくれ。」


 俺は突然立ち上がると、みんなに頭を下げた。

 おそらくだけど、俺のスキルアップグレードが無ければもっと先に進めたと思う。

 それでもともに歩いてくれるという仲間ができたことがうれしかった。




 そして僕たちの新たな挑戦は、ここから始まったのだった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


これでやっと戦闘回に入っていけます。

次回よりケント達の大冒険が始まる!!


ってなるといいんだけどな…


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=791510211&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ