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【完結】スキルクリエイター 〜レベルを犠牲にスキルを創る。でも、レベルが低くて使えないってどう言う事ぉ〜〜⁉〜  作者: 華音 楓
第2章 万年Gランク確定→頑張ってFランク。

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059 自己紹介とトンデモスキル

 二人と別れてからも、嫌な考えを拭い去ることはできなかった。

 こうなることは予測で来ていた。

 正直、常識的に考えて行動できればやらないはずだ。

 だが、常識外に行ってしまったら。

 精神的に蝕まれていたら…


 やめよう。これ以上考えても意味がない。

 外道に落ちた人がいないことを今は祈ろう。




 それからしばらくして、カイリ達が待合室にやってきた。


「ケントさん、お久しぶりです。待ちましたか?」

「いや、待ってないよ。カレンもアスカも元気そうでなによりだ。」

「はい。アスカはいつでもげんきですよ~。


 うん、アスカは相変わらずだな。


「ほら、アスカ。挨拶はきちんとっていつも言ってるでしょ?ケントさんすいません。アスカには言い聞かせますので。」


 カレンはいつも通りオカンだった。

 3人とも変わらないみたいで安心した。


「じゃあ、ちょっと早いけどブリーフィングルームに向かおうか。これまでの事を聞かせてほしいし。」


 僕たちは受付でブリーフィングルームのカギを預かり、指定された部屋へと移動した。


 カイリ達は、今は元出版会社のビルにあるダンジョンに潜っているそうだ。

 中はスライムオンリーで、意外なことにスキル【製薬】でポーションを作る際にスライムから出るスライムゼリーが材料に使われるのだとか。

 おかげで、スライムゼリーが高騰して、大分稼ぐことができたそうな。

 装備を見せてもらったら、支給品から既製品に変わっていた。

 僕は…変わってないんだよね~。

 なんでだろうか…


 そして、彼女たちはあと少しでレベルが15になるそうだ。

 スキルレベルも大分上がってきて、魔法の扱いも前よりうまくなったと自慢していた。


 3人と近況報告をしていると、ドアをノックする音が聞こえた。


「失礼します。」


 入ってきたのは谷浦達だ。


「いらっしゃい。まあ座って。」


 僕の言葉に従い、谷浦達はカイリ達の前の席に腰を下ろした。


「じゃあ、まずは集まってくれたことに感謝します。とりあえず、ここに集まってもらった理由はカイリに話した通りなんだけど、自己紹介しようか?」

「では、私から。谷浦 虹花です。アーチャーでポジションは中衛。斥候もこなせます。」

「俺は谷浦 栄次郎。中村先輩の元後輩です。ポジションはタンク。」


 谷浦達が緊張しているカイリ達に気を利かせて、先に自己紹介をしてくれた。

 カイリ達も少し気が楽になったのか、緊張感が少し薄れたみたいだ。


「鈴木 海莉です。魔法職で、主に火属性と土属性を使って足止めなんかします。」

「赤羽根 花怜です。魔法職で、主に風属性使いです。+-属性です。範囲殲滅などを主に行います。」

「わたしは~、街田 明日架で~す。聖属性で、回復と補助をやってま~す。あ、あとは後方警戒と戦闘指揮もやってますよ~。そうだ、ケントさん。この前スキル【指揮者】を覚えたんですよ~。」


 ほんとアスカは飽きさせないなぁ。ここにきて知らないスキルが出てきた。


「アスカ。そのスキルの効果を聞いていいかい?無理にとは言わないから。」

「大丈夫ですよ~。メンバー間の通信と一時的なバフですね~。正直バフはあまり効果がなかったです~。通信はかなり便利でしたよ~。ただ、ダンジョン内みたいにパーティー登録されないといけないみたいですけど。」


 これまたすごいスキルがきたもんだ。

 ダンジョン内で通信する方法は、自衛隊みたいに通信士を隊において無線機を使うしかなかった。

 それをスキルでこなせるってかなり大きいことかもしれない。

 たとえば、このスキルを6人取得した場合、まず6人でパーティーを組む。

 その後ダンジョンで別のパーティーに補助として随行すれば、パーティー同士での疑似的な連携が可能になる。

 この場合、通信役は経験値の恩恵が無いから現実的ではないかな。


「アスカ…、またすごいスキル覚えたね。あまり人に話さない方がいいかもしれない。正直引く手あまたのスキルだよそれ。」

「やっぱりですか~。カレンちゃんにも同じこと言われました~。」


 さすがカレンってところだろうか。


「僕は自己紹介する必要はないよね。自己紹介が済んだところで、改めて僕からのお願いだ。この5人でパーティーを組んでみないかい?おそらく今お互いに不足している部分を補えるとはおもう。どうかな?」

「え?ケントさんは参加しないんですか?」

「そうですよ、言い出しっぺの先輩が入らないってどういうことですか!!」


 声を上げたのはカイリと谷浦だった。

 まあ、そうだよね。そう思うのも当たり前か。


 どっから話すべきだろうか…

ここまでお読みいただきありがとうございます。


迷いに迷った挙句のストーリー

ソロORパーティー

最後まで迷いました。

でも、この後のストーリー展開的にこの展開しか選べませんでした。

そのうちIF編でも出そうかなって思ってたりなんかします。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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