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【完結】スキルクリエイター 〜レベルを犠牲にスキルを創る。でも、レベルが低くて使えないってどう言う事ぉ〜〜⁉〜  作者: 華音 楓
第2章 万年Gランク確定→頑張ってFランク。

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047 待ち受けるモノ

 第1層までの帰り道でそれなりの数のモンスターと遭遇することになった。

 戦闘は大して苦労することもなく、危なげない戦いで終始した。


 結局討伐数はこうなった。


・スライム 8匹

・ゴブリン 4匹

・ハンティングウルフ 5匹


 上記討伐完了

 ドロップアイテム


・魔石(極小) 9個

・スライムゼリー 2個

・腰布 4枚

・こん棒 3本

・ハンティングウルフの毛皮 1枚

・ハンティングウルフの牙 1枚

・ハンティングウルフの爪 2本


 やっぱり4人パーティーで行動すると、対応が早くてゆとりが持てるのがいい。


 【トランスゲート】まで戻ってきた僕たちは、アイテム関連の整理を行った。

 各自回収したドロップアイテムをまとめて精算して、4等分することにしたのだ。


 一日潜って集まったドロップアイテムは以下の通りだ。


・魔石(極小) 24個

・魔石(小) 3個

・スライムゼリー(青) 4個

・こん棒 11本

・ハンディングウルフの毛皮 2枚

・ハンディングウルフの爪 7本

・ハンディングウルフの牙 4本

・ハンディングウルフの骨 1本

・ハンディングウルフの肉(1Kg) 1個

・錆びた剣 1本

・錆びた斧 1本


 なかなか悪くない数だと思う。

 今回はあくまでお試しであり、それほど潜ったわけでもない。

 しかも、かなりゆとりを持った状態でこれだけ集まるのだから、パーティーの有用性は証明されたも同然だった。


 一旦僕が代表で回収して、清算窓口へと持っていくことになった。



 【トランスゲート】をくぐると、すでに辺りは日が沈み始めており、精算窓口は探索者でごった返していた。

 3人には休憩場所の確保をおねがいし、僕はその列へと並んだ。


 1人列に並んでいると、今日の反省点が頭をよぎった。

 確実に前衛不足だ。

 特に壁役をきっちりこなせる人物が必要で、さらには信頼関係も大事だ。

 それと、斥候か遠距離物理攻撃。

 最後に純粋な物理攻撃職。

 たぶんこの3名が今後必要になると思う。

 ただ、この構想には僕は含まれていない。

 理由は簡単だった。彼女たちの足を僕が引っ張ることになるからだ。

 今回、彼女たちは10レベルになったことで、Fランクになれる資格を手に入れた。

 その点僕はまだ10レベルには達していない。

 しかも、僕はスキルを取るたびレベルが下がり、潜れるダンジョンも低レベルのものになってしまう。

 彼女たちをそれに巻き込んではいけないのだ。


 そうこう考えていると、僕の番になってしまっていた。

 預かった資源をインベントリーから取り出して、台の上に乗せた。

 さすがに職員も「ソロの底辺」である僕がこれほど納品するとは思っていなかったのだ。

 あらかた回収してもらったところで、本題に入った。

 そう、手に入れたライセンス証の返却である。

 受付の自衛官から、後日事情聴取を受けてもらうことになる旨の説明があった。

 別に断る必要などないため、軽い調子で引き受けてしまった。


 買取査定の為番号札を渡された。

 終わり次第放送で案内してくれるそうだ。


 席を確保に成功していた3人は飲み物を飲みながら、僕の戻りを待っていてくれた。


「ケントさ~ん、こっちですよぉ~?」


 アスカの声はいつ聞いても緊張感をブレイクしてくれる。

 きっと、ダンジョン内でもかなり有用性がある特技だ。

 3人は待っている間にボーナスポイントの振り分けに困っていた。

 1レベル分なので10P。どれに振り分けるかすぐには決まるわけがなかった。

 僕みたいな特殊な環境にある人以外には。


 そうこうしているうちに時間が経ち、査定完了の知らせが入った。


 精算窓口へ行くと、札と引き換えに査定額が示された。

 金額にして34,200円。一人頭8,850円になった。

 一日分で考えると若干見劣りするが、安全マージンの広さから見て十二分の報酬であった。

 それぞれが買取金を受け取ると、やはり喜びがこみあげてくる。

 正直パ~~~っと使っていきたいところだけど、僕は家族の中で収入がない…

 なので、このお金は貯金一択になってしまった。


 帰り際に3人に僕が考える、パーティー構成を伝えた。

 カレンは示した構成に納得したようだった。

 特に壁役については早急に決めないと、次も無事で帰れるか保証がない。


 ああでもない、こうでもないと話しながら帰宅の準備を進めていた。

 帰宅準備が完了し帰宅をする為、施設を出ようとした時だった。


 やはりというかなんというか…。

 テンプレが向こうからやってくるのだった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


一人頭の金額が高いのか安いのか。これについてはまだ彼らは先を知らないので、反応に困ってしまったらしい。

それと、この後のテンプレが通過します。

大体思いつくとは思いますが…

そう、それです。

ということで、次回はテンプレ回収祭りでございます。


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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― 新着の感想 ―
[一言] 36話で言った… 「 どうやらパーティーメンバーのお誘いメールだった。  どうしたものか…  僕のスキルを教えることになる…  とりあえず一回組んでみて、無理そうだってことで諦めてもら…
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