表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】スキルクリエイター 〜レベルを犠牲にスキルを創る。でも、レベルが低くて使えないってどう言う事ぉ〜〜⁉〜  作者: 華音 楓
第2章 万年Gランク確定→頑張ってFランク。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/161

043 僕たちの戦いはこれからだ!!

 ゴブリン集落の殲滅を完了した僕たちは、集落を調べて回った。

 中には特にこれといって重要なものはなかったものの、打ち捨てられた防具や武器を発見した。

 どれも、すでに使いものにはならない状態で、戦利品としての回収はあきらめた。

 ただ、僕は嫌な感じをぬぐえなかった。

 ”これ”はどこから来たものなのか…


 あえてこの考えについては3人には話さなかった。

 話してしまえば、今後の行動が鈍るかもしれないから。

 それに、憶測でしかないことで不安がらせる必要などないのだから。


 調査を終えた僕たちは、一度休息を挟むことにした。

 戦闘後回復魔法をかけてはもらったけど、まだ左腕が本調子とはいいがたい状況だった。


 休憩がてら、先ほどの戦闘についての反省会を行った。

 出てくる内容は前衛の安定感不足と魔法依存の戦闘方法である。

 これについては僕としても異論はなかった。

 もっと安定してゴブリンをとどめておければ、カイリは移動阻害ではなく純粋に攻撃に参加することができるのだ。

 正直、僕の戦闘スタイルは遊撃型であり、壁役は荷が重いのだ。

 このまま下層を目指すならば、とても危険であると受付の自衛官からも言われていた。

 欲を言えば、物理系遠距離攻撃のメンバーも必要である。

 カイリ達に追加メンバーをつけるとしたら


①がっちり守れるタンク

②斥候役をこなせる遊撃手

③物理系遠距離攻撃のダメージディーラー


 この3つが必要そうだ。


 あれ?これって僕はいらない子では?と思ってしまったのは内緒だ。

 一応遊撃手ではあるが、斥候役をこなせるかと言われれば疑問が残る。

 このままスキルをレベルと引き換えに取りまくればできなくはないけど、その場合はレベルが彼女たちとかけ離れてしまう。

 結果、彼女たちとはパーティーを組むのは難しいと判断せざるを得ないのだ。


 さすがに、彼女たちに伝えてはいないけど。


 少しの休憩を終え、先ほどの戦闘領域へと戻ってきた。

 周囲にはドロップアイテムが転がっており、急いで回収作業を行った。


・魔石(極小) 2

・魔石(小) 1

・錆びた剣 1

・棍棒 2

腰布ボロ 6


 なかなかの戦果だと思う。

 4人で分けたらそれほどでもないかもしれないが、それでも安心感を持って戦闘ができていると思う。

 やはりパーティー戦の強みだと感じた。


 全員のSP残量を確認すると、大体5割を切ったくらいだった。

 話し合いの結果、あと1集落を回ってから帰還しようということになった。




 討伐完了した集落から歩いて20分くらいが過ぎたころだった。

 僕たちは少し小高い丘の上で、眼下のゴブリン集落を観察していた。

 見る限りではホブゴブリン1匹にゴブリンが10匹。

 くしくも、彼女たちが逃げ帰った集落と同じ規模だった。

 ただし、前回よりもホブゴブリンが強くなっている可能性がある。

 あの時もカイリと力を合わせて何とか倒すことができた。

 今回も同様にいければ問題ないが、どうなるかはわからないとしか言いようがなかった。

 3人にどうするか尋ねてみた。リスクも含めてきちんと説明をしたうえで。

 3人とも答えは決まっていたようだ。


「「「もちろんリベンジで!!」」」


 3人の顔を見ると、相応の覚悟を持っているようだった。

 思うに、ここで逃げてしまえばもう立ち向かえないのかもしれない。

 ならば僕は、3人を全力で守るしかない。

 そして、一つ約束をしてもらった。

 “危険と判断したら全力で戦闘領域を離脱すること”




 今回は準備を念入りに行った。

 まずは投擲用の石を15個ほど準備。

 スタート前に強化バフをかけてもらう。そして全力で投擲をしまくる。

 カイリにはゴブリンが釣れ次第、事前に準備してもらっている移動阻害用の大規模な土の針を形成してもらう。

 カレンはゴブリンが逃げ出さないように、端から風の刃で切り裂いてもらう。

 僕は投擲後に群れに突撃し、殲滅をして回る。

 アスカは回復とバフの継続。周辺警戒をお願いした。


 準備を終えた僕たちは高らかに宣言をする。

 

 僕たちのリベンジマッチはこれからだ!!

ここまでお読みいただきありがとうございます。


作者の次回作をご期待ください!!

ってな感じになりそうな予感がするラスト。

安心してください!!まだまだ続きますよ!!


はい、古いですね。

安村さん結構好きだったりします。


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=791510211&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ