020 第三層での戦果
まずはドロップアイテムの回収だね。
魔石(極小)が2つと爪が1つだけだね。
これって何に使うんだろ?
外に出たら自衛官に聞いてみよう。
それとまたレベルが上がったみたいだ。
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ステータス
レベル :6(1UP)
EXP : 6/ 32
HP :100/105(1UP)
SP : 10/ 15(1UP)
体力 :64(1UP)(+5)
力 :54(1UP)(+1)
知力 :15
精神力 :14
魅力 : 5
幸運 :21(1UP)
任意ステータス振り分けポイント残:20
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経験値の上昇量がだいぶ増えてきたな。
この先どのくらい経験値が必要になるかわからないから、やっぱり階層を進めたほうがいいのだろうか…
悩む…
今日はここで引き上げて、ポイントの振り分けとスキルについて考えてみることにしよう。
ほんと、このスキルなぞでしかないね。
強くなるためにはレベルを上げないといけない。
でも、スキルが育たない。
スキルを強くするために自分のレベルを犠牲にする。
ランクが上がらない…
うん、どうしよう。
とりあえず戻ろう。
トランスゲートを抜けると、換金所へと向かった。
今回の戦果は魔石(極小)×7とスライムゼリー(青)が1つ。あとはハンティングウルフの爪が2つだった。
ちなみに、腰布とこん棒と頭蓋骨は見なかったことにした。
換金所のスタッフに売却予定の素材について話を聞いた。
スライムゼリー(青)は薬師スキル持ちとかが薬の材料にするそうだ。
爪とかは武器防具を作成できるそうで、鍛冶スキルとか裁縫スキル持ちの職人が作成しているそうだ。
換金所で預かり証をもらって待合室でくつろいでいた。
しばらくすると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、せんぱ~~~~~い。どうです調子は?」
やっぱり谷浦だった。
どうやら谷浦もちょうど帰還したところで、換金待ちだそうだ。
「今何層くらいで活動してるんですか?僕ら今やっと第五層まで行けたんですけどね。モンスターが強いのなんのって。たまに出てくるイレギュラーって呼ばれるモンスターが超強いんですよ?反則ですよあれ。危なくケガするところでしたからね。あ、終わったみたいなんで行きますね。」
1人しゃべるだけしゃべっていってしまった…
騒がしいやつだよほんと。
でも、第五層か。今の僕にも行けるだろうか。
パーティーで苦戦するんだから、僕はたぶん死んでしまうんじゃないだろうか。
うん、、まだやめよう。
換金が終わったと知らせがあったので、換金所へ向かった。
手渡されたの金額は…
5100円
うん、これ生活するのカツカツじゃない?
講習会よりましだけど、さすがにこれはやばい。
装備は今のところ講習会のもらい物で何とかなってる。
だけど、この先のメンテとかを考えたらかなりやばい。
どうしたものかな。
やっぱり第5層を目指したほうがいいのかな?
せめてパーティーに入れれば何とかなるかもしれない。
そうだ、講習会の時のメンバーに声をかけてみるのも一つかもしれない。
そう思ってきょろきょろと見回すと、なんと運よく彼らを見つけた。
でも、僕は声をかけるのをやめた。
あの時のメンバーに追加が一人入っていた。
うん、悲しくないよ?
僕はそのまま帰宅した。
なんか疲れたな…
ここまでお読みいただきありがとうございます。
さすがにまだまだ厳しいですね。
ちなみに買取価格が低いのは、自衛官や警察官などが頑張った成果です。
探索者が増えるとまた値下がりします…
主人公やばいですね(;^ω^)
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では、次回をお楽しみください。
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