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【完結】スキルクリエイター 〜レベルを犠牲にスキルを創る。でも、レベルが低くて使えないってどう言う事ぉ〜〜⁉〜  作者: 華音 楓
第一章 プロローグ

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014 帰還後の反省会と今後

 僕たちは地上に出ると、近くの施設へと移動した。

 簡易買取所と、ミーティングルームが設置されていた。出てきたパーティーが各々を引率してくれた自衛隊員に今回についてのアドバイスなどをもらっていた。

 僕たちも一室を借りて反省会を行っていた。


「うん、みんな安定して討伐できていますね。これなら問題ないでしょう。合格です。」


 そういうと一ノ瀬さんは拍手を送ってくれた。

 みんななんだかんだで照れ笑いをしていた。

 それから個人個人の良い点や改善点を指摘してくれた。


「福田君、君の索敵能力と、隠密能力はかなりいいですね。このまま成長してくれたら、自衛隊に雇いたいくらいです。」

「龍之介君はその安定度合いがある意味足を引っ張るかもしれませんね。今みたいに弱い相手や、遅い相手には通用しますが、素早い狼型には注意してください。横からの攻撃にどう対処するかが課題です。」

「後方3名は見事です。特に問題も見られませんでしたし、そのまま長所を伸ばしてください。」


 みんなの評価を終えると、最後は僕の番になった。僕は生唾を飲み込むと一ノ瀬さんの言葉を待った。


「最後に中村さん。もしかすると、あなたは才能がないかもしれません。見ていた感じ、スキル成長していませんよね?このダンジョンであれば問題ないかもしれませんが、上位ランクのダンジョンは厳しくなるかもしれません。それも鑑みて、今後の探索者活動を行ってください。死んでしまっては意味がありませんから。」


 一ノ瀬さんの表情はとても心配してくれていることが伝わってきた。

 僕は一ノ瀬さんの評価について何となくだがわかっていた。事実、みんな何かしらのスキルがレベル2へと上がっていた。僕だけ成長が見られなかったのだ。


 みんなはなんだか申し訳なさそうな表情で僕を見ていたが、みんなのせいではないので「大丈夫だよ。」と伝えると、やはり苦笑いされてしまった。


 ミーティングを終えた僕たちは今回得たものの換金をしに買取所へ向かった。

 買取所には換金レートが掲げられていた。


魔石関係

 魔石(極小)…    500円

 魔石(小) …   1000円

 魔石(中) …  10000円

 魔石(大) … 100000円~

 魔石(特大)…1000000円~


 属性魔石  …    各種2倍

 複合属性魔石… 1属性毎に2倍※3属性の場合2の3乗。


アイテム(素材)

 スライムゼリー(青)  …      100円

 ゴブリンの腰布     …    買い取り不可

 ゴブリンのこん棒    …      200円

 ゴブリンの骨関連    …    買い取り不可


 僕たちに必要な部分だと、こんな感じになる。ここでもゴブリン嫌われているな~。

 今所有しているのは、魔石が極小×4。ゼリーが4だ。

 合計金額は…2400円。一人頭400円になった。

 一ノ瀬さん曰く、第3層以降でやっと稼げるそうだ。特に今は第1層2層ともに、初心者がかなりの人数で探索しているから、素材がだぶついてきているのが原因みたいだ。まだ第3層へアタックしている探索者が多くないから、早めに第3層へ行けるようにするのが、これからの課題らしい。ただ、命を粗末にするなと念を押されたのは当然のことだった。


 夕方、これで講習カリキュラムがすべて完了し、晴れて僕は探索者になった。

 ライセンスカードは後日発行され、自宅へ郵送されるとのことだった。


 僕は疲れた体に鞭打って、帰宅後そのまま寝てしまった。


ここまでお読みいただきありがとうございます。


これだけ頑張っても400円…

どれだけ頑張らないといけないんでしょうね。

探索者で食える人ってほんの一握りになりそうですね。

まあ、市場が動き出せばまた変わるんでしょうが、今はまだすべてが始まったばかりですので、こんな感じで落ち着きました。

それにしてもゴブリンはどこに行っても扱いは変わらないようです…


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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