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とある男女の恋模様  作者: はから
第四章 とある男女の恋終り
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とある男女の新年の挨拶②


 昨日は実家に一泊した。

 愛海も家族と仲良くなり、かなり打ち解けたようだった。

 そのせいで俺の過去話ばっかり暴露しやがって…。


 親父からも愛海が風呂に入っている間に結婚は考えているのか、と聞かれた。

 当たり前だと答えておいた。

 愛海さんを幸せにしてやりなさいって、言われなくても分かっとるわ。

  


 実家を後にし、今日は愛海の実家である暮林家に新年の挨拶に出向いている。

 高山旅行から戻った後にお土産渡しにきているから、久しぶりな感じがしない。

 今日も誘われるんだろうなぁ…。


 「ただいまー」


 「明けましておめでとうございます」


 「いらっしゃーい。二人とも、明けましておめでとう。みんな来ているからリビングに行ってね」


 みんな来ているだと…さすがにいきなり誘われることはないと思うけど…。

  

 お、ナーゴ。あけましておめでとう。

 俺にスリスリしても今日は何もないぞ。

 お前はいつもモフモフだなー。


 「明けましておめでとうございます」


 「ただいまー」


 リビングに行くと、暮林家の面々が集まっていた。

 駅伝をみんなで見ていた。

 麻雀部屋にいたらどうしようかと思ったが…。


 各々に挨拶をし、蓮司くんと陽菜ちゃんお年玉を渡す。

 ちゃんと挨拶とお礼が言えて偉いぞ。


 「愛海ちゃん、紅葉くんの実家どうだったの?」


 「みんないい人ばかりだったよ」

 

 「飲んで寝ちゃったもんなー」


 「うっさい」


 「仲がよろしいことで」


 和香ちゃんと愛海は仲がいいな。

 昔から入り浸っていればそうなるか。


 「紅葉のお義父さんが麻雀打てるって言ってたよ」


 「ほう」


 「父さん。両家の顔合わせは雀荘とかなしだからな」


 「………チッ」


 お義父さん相変わらず眩しいです。

 隕石から地球を守った男の顔で大輝くんを睨むと悪人にしか見えないっす。

 

 「紅葉くん紅葉くん」


 「どうしたー?」


 「コンビニでお菓子買いにいこっ!」


 「こら、蓮司!紅葉くんは着たばっかりだからダメでしょ」


 「大丈夫大丈夫。蓮司くん、陽菜ちゃん、コンビニ行こうか」


 「「わーい!」」


 「私も行くよ」


 歩いて行ける距離だし、散歩ついでに行ってくるか。

 愛海も寒くない恰好でね。





 蓮司くんと陽菜ちゃんの手を繋いで、コンビニに向かう。

 正月で交通量が少ないとはいえ、車は走っているから、二人が危険に合わないようにしなきゃねぇ。


 「紅葉お父さんみたいね」


 「どうよ?」


 「良いお父さんになりそう」


 横を歩く愛海にもお墨付きを貰えた。

 自分の子供ができたらこんなふうなのかなぁ…。


 「帰りは俺が荷物持つから、蓮司くんと陽菜ちゃんお願いね」


 「これ見よがしに追加注文してくれたからね」


 コンビニに行くと決まってから、お義父さんたちからあれもこれもと注文を受けた。

 お義母さんはお義父さんの尻を蹴りそうな雰囲気だったけど…。


 「とうちゃーく」


 「「とうちゃーく!」」


 「欲しい物あったら俺の持ってるカゴに入れるんだぞ」


 「「はーい!」」


 蓮司くんと陽菜ちゃんが色々選んでいる間に、お義父さんたちから頼まれた品をカゴに入れる。

 蓮司くんと陽菜ちゃんも決まったようで、カゴにお菓子を入れてきた。

 和香ちゃんの言いつけ通り、一つだけ選んだのは偉いぞ。

 

 お目当てのお菓子が買えたからか、蓮司くんと陽菜ちゃんは帰り道はご機嫌だった。

 帰り道は愛海と手を繋いだけど、愛海も良いお母さんになりそうだよね。

 











 「「「「ただいまー」」」」


 「お帰り。ごめんね紅葉くん、愛海ちゃん」


 「二人とも行儀良かったから何も心配ないよ」


 「ホント。和香と勇悟の子供なのにねー」


 「ちゃんと教育してるから!」


 買ってきたツマミなどをお義父さんたちに渡し、お酒を飲んでご機嫌になったお義父さんたちに麻雀に誘われた。

 お義父さん麻雀好きですねぇ…。

 まぁ、敗けませんけどね。





 「狭くない?」


 「紅葉と抱き合って寝るから大丈夫」


 「避妊はしなくていいのよ」


 「誰が実家でするか!」


 夜になり、今日は暮林家でお泊り。

 愛海の同棲まで使用していたベットで一緒に寝ることにした。

 シングルサイズだから、自宅のベットより小さいが、二人で抱き合って寝れば大丈夫だろう。

 お義母さんも愛海を茶化さないでください…。

 

 「お母さんったら…」


 「親公認だね」


 「先に結婚しなきゃ作らないんでしょ」


 「まあね」


 愛海の部屋はシンプルで悪く言えば女性らしくない。

 ソファーとか漫画とかTVとか…。

 一歩も動かない位置にあるって…。

 だらけすぎだろ。


 「愛海の匂い~」


 「ちょっと!ベットに顔押し付けて変なことしないでよ」


 「変態なもので」

 

 「注意した私がバカだったわ」


 愛海の匂いクンカクンカ。

 たまらん。

 今日はお預けだから、スイッチが入らないようにしないとねぇ。


 「狭くない?」


 「いつもより愛海と密着できて正直辛抱キツイっす」


 「明日帰ったらね」


 「帰ったら覚えとけよ」


 

 












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