とある女の大人女子会
「「「かんぱーい」」」
今日は女子会。
いつもの女子会とはメンバーが一味違う。
参加しているのは、和田さん、赤坂さん、私の3人。
他のメンバーは都合が悪くて参加できなかった。
結果として大人なメンバーが集まった。
「で?で?どうなの」
「ママ最初から飛ばし過ぎでしょ」
女子会のメンバーには、紅葉と付き合っていることは言っている。
同棲を始めたことも…。
同棲始めての女子会だからこうなるとは思ったけど…。
「何もありません。普通です。普通」
「普通ってなによー。若いんだからズッコンバッコンなんでしょ」
「ママ飛ばすねー」
お母さん…。
下ネタ全開じゃない!
もうちょっと静かにして!
「愛と竹くん付き合ってから早かったわね」
「そうそう!あっという間に同棲だもんね」
「そうなると」
「次は」
「「結婚ね」」
この二人は…。
気が早いんだけど!
紅葉と同棲して一か月経ったけど、驚くほど何もない。
同棲前と同じ。
いつも一緒にいれる嬉しさはあるけど。
何かあってほしい訳じゃない。
同棲前に「お互いの嫌な所は直そう」って言ったけど、驚くほどないんだよねぇ…。
家事とかも交代で上手くいってるし、お金のトラブルもない。
なんだろう。
紅葉と一緒にいると落ち着く。
エロ魔人なのは困ってるけど…。
「ねぇねぇ、結婚はいつ?」
「プロポーズは?」
「予定はないですよー」
予定は未定。
紅葉はプロポーズの準備してるみたい。
私が逆プロポーズする前にプロポーズしてくれればいいなーと考えてる。
「竹ちゃんならしっかり考えてそうだけどねー」
「竹くんしっかり者だからね」
「でき婚はなさそうね」
「ママ、今は授かり婚って言うのよ」
しっかり者…?
うーん…。
紅葉と付き合って思ったけど、しっかり者でもあるんだけど、仕事では見せない甘えたがり屋な部分があるんだよね。
紅葉は「男はみんなマザコンなんだよ」って力説してたけど…。
私にしか見せない紅葉。
ちょっと優越感に浸れる。
「ラブちゃんは不満ないの?」
「不満を溜め込むと爆発するわよ」
「不満…不満…うーん…」
不満…。
不満らしい不満はないかな。
「ないなんて嘘おっしゃい!」
「竹くんに甘やかされてるのね、愛は」
「甘やかされてなんて…ないと思う」
夜は甘々だけどね。
「家事とかお金はどうしてるのよ?」
「家事は交代制で、お金は折半してるよ。最初は紅葉が全部出すって言ったけど」
「ほら!竹ちゃん甘やかそうとしてるじゃない。でも断ったのね。ラブちゃん偉いわ」
甘やかしなのかな?
中々お金を出すことに賛成してくれなかったけど、私は紅葉と対等でいたいって伝えたら納得してくれたし。
「愛、ホントに不満ないの?」
あるっていえばあるけど…。
「その顔はあるわね。私たちが相談に乗るわよ」
「溜まってるものを出してスッキリしなさい」
「うう…」
アレを二人に伝えるの…?
でも同じ女性同士だし…。
「その…」
「「うんうん」」
「夜のことなんだけど…」
「「ほうほう」」
「絶対に生でしないの…」
「「………」」
やめとけばよかった!
二人が黙っちゃったじゃん…。
「ラブちゃんは生でしたいの?」
「…紅葉のこと好きだから」
「きゃー!聞いた由香ちゃん?」
「愛がここまでデレるのも中々」
「それがなんでダメなのよ?」
私は二人に事情を説明した。
個室じゃなかったらこんな話してないし…。
「竹ちゃんに愛されてるわねー」
「竹くんは愛のことちゃんと考えてくれてるじゃない」
「…そうだけど」
「愛、私は低用量飲んでるんだけどね。薬なんて飲まないでいいなら飲まない方がいいのよ。昔アフター飲んだけど、もの凄い気持ち悪くなってい二度と飲まないって思ったほどよ」
「由香ちゃんの言う通りだぞー。竹ちゃんにも考えがあると思うし、それでもしたいなら竹ちゃんとちゃんと相談しないさい」
二人は人生の先輩だけあって、ちゃんとした回答をくれた。
そうだよね。
私だけで悩む問題じゃないし、紅葉と相談しよう。
「しっかしねぇ…」
「ねぇ…」
「?」
「「甘いわねー!」」
「いいじゃん!同棲したてのホヤホヤなんだから!」
もう!すぐ悪乗りするんだから!
「ただいま~」
「おかえり…って飲んだなぁ」
「えへへ…」
女子会を終えて帰宅したら紅葉が迎えてくれた。
ちょっと飲まされ過ぎたかな。
「こーよー。ちゅー!」
「はいはい。これでいい?」
「ダメ…。もっと…」
「あー!もー!後で文句言うなよ」
翌日が土曜日で良かった…。




