表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪がいるからダメなんだ  作者: 神共 歩(しんとも あゆむ)
【三章(天国③)】(2024.8.23~作成中、近日公開)
45/64

3-3

「…そういえば、俺、日記を付け始めたんです」

「ほう」

「日記といっても、その日に学んだことを書き留めておく程度のものです。

 色々教えて頂いたことも、忘れないように記録しておこうかと思いまして。

 考えの整理にも使えますから」

「なるほど。正幸迎は覚えが早くて、すぐ理解してくれるから、教えるペースが早すぎるかと危惧していた。

 正幸迎の方で、対応してくれているなら安心だ。

 【真理】は、一片だけ知っても、全体の出す答えが分からないことがある。

 沢山ある一片は、全て繋がり、1つになる。

 多くを知れば知るほど、全体の出す答えが分かるようになるのだ。

 なぜ、そのようになるのか分からない結果があるならば、知らない一片が、まだあるということ。

 手に入れていない一片が、まだ沢山あるかもしれない。

 きっと正幸迎は、他の天使達が出した答えに、不満を持つことがあるだろう。

 でもそれは、他の天使達よりも、【真理】の一片を持っていないということ。

 他の天使達と同じぐらい、【真理】の一片を持てば、全て理解し、同意できる答えのはず。

 なぜなら、正幸迎は、正しい機能を持つ、善だと確定している、天使だから。

 欠陥品である、悪ではないから。

 だから、全ての説明の終わっていない、今の正幸迎の状態では、答えが理解できないことも、不満をもつことも、あるかもしれないが、それは仕方のないことだ。

 これから紹介する【映写要約所】も、【真理】が分からないならば、不快で、不要なものに思えるかもしれない。

 でも、なぜ行うのかを知ることは、【真理】を知る為にもなるものだ。

 正幸迎に、【真理】の説明をするには、とても長い時間が必要になる。

 説明しても分からないということは無い、天使だから。

 だが、とても長い時間をかけて、沢山の説明をする。

 途中で休んでも構わないが、くじけないことだ。

 くじけそうなのは、まだ説明の途中だからだよ。

 休みは凄く大事だから、数年、十数年かかっても構わない。

 心と体を大事にして、のんびりと学びを進めていけばいいんだ。

 『結果を得る為の、最適な時間が必要である』ことも、【真理】の一片にあることだ」

 テスが俺を気遣ってくれている。

「ありがとうございます。学ぶことを辞めることなく続けていきます」

 俺は、テスの気遣いや、俺の為に行ってくれる全てのことに感謝した。

 初めからずっと、テスは優しい。

 俺とテスは、生きている時間の長さが違う。2千年以上の差だ。

 俺の知らないこと、分からないことは、かなり沢山あるだろう。

 でも、【真理】が、神の優しさを現わしていることは解っている。

 だから、【真理】を知ることは、最終的に神の優しさをもっと知ることになるだろう。

 【真理】が本当の幸福への導きだということも解っている。

 だから、【真理】を知る為の道は、幸福へ続く道だ。

 【真理】を知ることは、俺の望んでいることでもある。

 …まぁ、だから、そうそう諦めない自信はあるが、厳しい修行で悟ろうとしている坊さんも居ることだし、ここから先に困難でもあるのだろうか?

 なんだか、テスの励ましてくるような言い方が少し気になった。


(更新日 2024年08月04日-No.01)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★この小説の目次ページへ↓★ 
【悪がいるからダメなんだ】

★作者:神共 歩(しんとも あゆむ)のブログ(外部ページ)↓★
【神共歩の公式ブログ】  
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ