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悪がいるからダメなんだ  作者: 神共 歩(しんとも あゆむ)
【一章(天国①)】 天国の案内 (完了済)
2/64

1-1

 人の動く音がする。

 ゆっくりと、まぶたを開けていくと、光が周りを現していく。

 どこかの部屋だろうか。

 長時間の熟睡から起きたような、体の気だるさがある。

 少しずつ、伸びをするように動き始めると、知らない声が聞こえた。

「オハヨウ」

 外国人の男が、下手な日本語で、俺に話しかけている。

 男は、中肉中背の、西洋っぽい顔立ちで、目は大きく、唇が少し厚い。

 白髪の頭部はオデコが広く、白い髭を20㎝程のばしている。

 老いてはいるが、活力がある感じだ。年は初老といったところか。

 あれ? 彼の頭の上に光が…。

「俺の名前はテスだ。これから、よろしく頼む」

 男から片言の日本語で挨拶され、握手を求められた。

 俺は寝ぼけながらも、その握手に応じる。

「あの…ここは?」

 部屋は、俺の住んでいた日本では見かけることがない、ピラミッドのような黄土色の石が積まれた壁で囲まれている。置いてあるものも少なく、質素な感じだ。

 俺が寝ていたベッドも、黄土色の石の上に、白い敷き布団が乗せられただけの、簡易なものだ。

 窓からは、青い空に、雲が流れているのが見える。

「ここは天国。俺は天使で、君も死んで、天使になったんだ」

 男が、ほほえんで答えてくれた。

 だが、寝起きから、外国人のジョークに対応するのは、かなり困難だ…。

 どうしたものかと考えていると、男が話しを続ける。

「最後の記憶は、覚えているか?」

 最後? ……俺は何をしていただろうか。


   *


(更新日 2024年07月31日-No.01)

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【悪がいるからダメなんだ】

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