表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/102

81.取得魔法と負傷者の治療

 妖精(フェアリー)の姿をしたファルからその様な話を聞いてから、何気に考え事をしていると。


『ねぇ、マスターこの子達どうするの?それに周りに散らばっている魔石も?』

「あっ! ああ、そうだそうだ。この子達を回復させないと、ゾンビになってしまうかも知れない。さっさと回復させよう」


 ファルの言葉で、先程の少女と子狼の事を思い出し、そちらの方を確認してみた。

 すると先程と変わらず気絶はしているが、何故か顔色は先程とは違い良くなっている様だった。


 とりあえず【超級解析】のスキルを使用して、ゾンビになってしまう呪詛を、もう一度解析してみる事にした。するとゾンビになる呪いはどうやら、先程の聖なる力で消えているらしくその症状はなくなっていた。その為もう一度この子達の情報を確認してみたら、確かにゾンビになる呪詛の効果は無くなっていた。ただし腐食毒の方は、まだ健在の様だった。


 それで今度は、腐食毒の方を【超級解析】で解析してみると、塗り薬である防腐薬を傷口に塗り治療するか、初期状態なら生活魔法の【範囲消毒(エリアクリーン)】で一定時間すれば解毒できるらしい。


 また、ある程度進行している場合は聖属性の【解毒(キュア)】が有効で、それか上位回復魔法の【聖回復治療(メディカルキュア)】による治療でも回復は可能と表記されていた。


「まいったなぁ、流石に防腐薬は、持ってないし、魔法も【範囲消毒(エリアクリーン)】も【解毒(キュア)】持ってない。ましてや上位回復魔法の【聖回復治療(メディカルキュア)】なんか絶対に持ってないぞどうしよう」

 しかし、ユウマはこれらの魔法とアイテムを持ってない愚痴をこぼしていると、突然ファルが話し掛けてきた。

『何だぁ、そんなので治るのなら、たぶんマスターでも出来るよ』

 自信満々で語り掛けてきた。


「いやいや、流石に俺でも、このタイプの魔法はすべてもってないから」

 ユウマとしては、以前魔法を閲覧した時は、こんな魔法は取得して無いのを覚えていたので、そう答えると、ファルが信じられない事を言ってきた。


『えっ?でも私も使えるから、マスターも使えるはずだよ』

「はっ?今、なんとおっしゃいましたか、ファルさん?」

『えっ!・・・私も使えるから、マスターも使えるよ。だって私たち契約でお互いが魔力と精神で繋がってるから、間違はない筈だよ』

 ユウマが、ファルの言葉に『なんですと』と、声をあげ魔法を閲覧してみたら、とんでもない事になっていた。


~◎~◎~◎~◎~

~魔法~

・無属性:

能力向上(ブースト)】、【範囲消毒(エリアクリーン)】、【加速(アクセル)】、【過重力(グラヴィティ)】、【反重力(アンチグラヴィティ)】、【減速(スローダウン)】、【清浄化(クリーンアップ)】、【防御向上(プロテクト)】、【分別陣】、【????】


・聖属性:

軽度治療(プチヒール)】、【聖光盾(ホーリーシェル)】、【解毒(キュア)】、【聖回復治療(メディカルキュア)】、【全状態異常回復(サクリファイス)】、【蘇生(リバイブ)】、【聖光槍雨(ホーリーランスレイン)】、【聖音咆哮(ホーリーブレス)】、【聖光矢(ホーリーアロー)】、【聖十字架(ホーリークロス)】、【中級治療(ヒーリング)】、【死者蘇生(リザレクション)】、【浄化(プリフィケーション)】、【????】


・風魔法:

風斬(エアカッター)】、【風盾(エアシールド)】、【真空斬(カマイタチ)】、【空中浮遊(レヴィテーション)】、【竜巻(ハリケーン)】、【清風回復(リーフヒール)】、【風槍(ウインドランス)】、【温度調整(エアコン)】、【????】



・火属性:

火炎弾(フレイムブレッド)】、【火炎(ファイヤー)】、【空間暖房(エリアヒーター)】、【火炎矢弾幕(フルファイヤーアロー)】、【火炎爆破(ボムズフレイム)】、【火炎矢(ファイヤーアロー)】、【火炎壁(ファイヤーウォール)】、【爆砕(エクスプロージョン)】、【火炎旋風(ファイヤストーム)】、【紅炎爆(フレア)】、【超級紅炎波(メガフレア)】、【蒼炎爆(ブルーフレア)】、【蒼炎咆哮(ブルーエクスト・レイ)】、【????】



・雷属性:

電撃(ショックボルト)】、【雷光電撃(サンダーボルト)】、【超電撃(メガボルト)】、【????】


・水属性:

水流弾(ウォーターブレット)】、【氷矢(アイスアロー)】、【氷塊(アイスロック)】、【水泡爆弾(バブルボム)】、【水氷壁(スイヒョウヘキ)】、【????】


・土属性:

土盾(クレイシールド)】、【破砕撃(バーストインパクト)】、【隕石雨(メテオ)】、【流星落下(メテオインパクト)】、【大地震撃(アースクエイク)】、【????】


・????属性

【?????】


・創生魔法

低速搾り撹拌(ジューサー)


~生活魔法~

清浄(クリーン)】、【光照(ライト)


~◎~◎~◎~◎~


 この魔法の種類と数を見て、えらい事になっているのに気が付き、これ以上あまり考えない様にした。


 何せ魔法が異様に増え色々使える様になっているからだ。


 恐らくファルが先程言っていた、自分が使える魔法は、マスターである俺にも使えるはずだからと、言っていたからだ。


 ステータスも恐らくすごい事になっているだろうから、そちらは今は見ない様にしようと考えた。何せこの状態は完全に異常だと思ったからである。


 そして、ファルにもこの事態を内緒にしておく事をお願いした。

「ファル、この状態については、決して他の奴には言うなよ。俺が大変な事になるから・・・」

『ん?良く解んないけど、うん、解った』

 大丈夫だろうか?まあ、信じるしか無いか。


 その事を話した後に目の前に居る少女と子狼に、魔力を惜しむ事も無く盛大に、覚えたての聖属性魔法、しかも上位回復魔法の【聖回復治療(メディカルキュア)】を唱えて1人と1匹の治療した。


 すると少女と子狼から腐食毒が消え去り、正常な状態になった。そして、そのまま安らかな寝息を立てて寝てしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ