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53.冒険者とギルドの説明?

 その女性は俺達を見つけると声を掛けてきた。確か先程の登録の時リーラさんの近くで色々と資料に記載していた人だと記憶している。

「良かったです。まだこちらにいらしてくださって。あっ!申し送れましたが、当ギルドの受付と案内をしています。(わたくし)メイルと申します。先程は挨拶できませんでしたのですみません。それでですね、ユウマ様とミナ様、それとアリア様とメイリ様に冒険者に関する説明等をお話しするのを忘れておりましたので、説明をしてくるように言われましたので、説明をさせて頂いてもよろしいですか?」

 メイルが冒険者に関しての説明を今からしてくれるそうなので、どちらに行けばいいのかを聞く事にした。

「ええ、問題ないですよ。それでどちらに向かえばよろしいのでしょうか?」

「あっ、はいそれでは、こちらに来て貰ってもよろしいでしょうか?」

 そういわれ受付のある中央部の横にある一室で説明することになり、そちらに移動する事になった。


 ちなみにここに来る前に、食堂で食事をした食事の代金は、もちろんユウマが払っていたが別に誰も気にしているようではなかったし、ユウマもそんな事は気にしてなかった。


 そして連れられていった部屋の中に入り、メイルがひとつひとつ丁寧に説明してくれたのである。


◇・◇・◇

 メイルの話によりと、ギルドとはその活動をする為の組合みたいな存在で、冒険者ギルド、商業ギルド、生産職ギルド、奴隷商会ギルド、職業斡旋ギルドの5つのギルドのギルド同盟が存在していてる。


 少し前までは薬剤・治癒専門ギルドなども存在していたが、かなり酷いおこないをしていたのでギルド同盟より除外されたそうだ。


 また、そのほかにも闇ギルド、悪商ギルドなど世間では認知されていないギルドも存在している。


 先に教えた5ギルド以外のギルドには、気を付けける様にしてくださいと言われた。


 そして、統轄ギルドの下にファミリア、グループ、パーティ、ディオ、ソロの順番で存在していて、ファミリアはギルドに告ぐ組織であり多数で構成されているそうだ。


 後2名以上で出されている依頼に関しましては、臨時のパーティを組んでから依頼を請けてもらう事も可能だそうだ。


 ただし依頼を完了又は依頼達成不能の場合、その時点でそのパーティは解除される。

 先程言われた依頼達成不能の場合は、依頼内容によっては違約金が発生してしまい、信用も無くしてしまうとの事だ。


 依頼に関しては、護衛依頼は前金と支度金が支払われ、探求・探索(クエスト)などの依頼は、証明するものが必要となる。

 その場合証明品は、限定され物の回収、それを提示したらギルドで査定がされる。それに証明品又は依頼品が無い場合は、記憶・マッピング用の水晶を行く前に渡してくれるのでその結果で依頼が達成かを審査されることになるそうだ。

 あと探求・探索(クエスト)に関係ありそうな物品を入手する方法などがあると言われた。


 そして討伐依頼は、その討伐対象の素材を収めてくれば討伐依頼完了だそうだ。

 ただこの場合は依頼の中に素材の代金を含まれいるので、買い取りは発生しないそうだ。しかし依頼した数量より多いい場合は同じ代金で買い取ってくれるそうだ。


 また、討伐に関しましては依頼者のいない場合でも、討伐素材を収めてればその素材の買取と討伐完了証明書も発行してくれるとの事だ。ただこの場合は査定されてその時の状況次第で代金なども変化する。


 素材採取依頼だが、これは依頼にある素材を収める事になるとの事だ。

 もちろんこれも先程の討伐依頼と同じで依頼にない素材に関しては、ギルド内で買取をおこなうので、気兼ねなくお納めくださいと説明をうけた。


 そして最後に、通常の依頼のほかに、指名依頼と特別依頼等があり、指名依頼は依頼者から個人又は団体の指名で行う依頼と特別依頼はその人の冒険者ランクにもとずいた依頼となりるそうだ。


 通常依頼でもランクによっては出来ない依頼と出来る依頼があり、それに関しても気を付ける様に言われた。

 何も無ければ自分のランクの2つ上の依頼までは出来るそうだ。


◇・◇・◇


 などの詳細をメイルが順次説明してくれた。

 

 最終的にメイルの説明にお礼を言って、部屋の出口へ向かっていると未菜(ミナ)がメイルに冒険者ランクはどうやってあげるのかと、問い尋ねていた。

「メイルさん、メイルさん冒険者ランクってどうやったら上がるんですか?」


 するとその質問を聞いたメイルが驚いた顔をして逆に尋ねてきた。

「えっ?あのう、最初の登録時に、説明がなかったのですか?」

 メイルは未菜(ミナ)だけでなく、俺達全員に向けて聞いてきた。もちろん全員首を振り聞いていない事を教えた。


「実は、俺達その事に関しては何も聞いていません。それに自然と上がると思っていました」


「えっ!ホントですか?登録時に聞きませんでした?」

「「「はい、聞いてませんけど?何故ですか?」」」

「ちょっと、待って頂けますか?確認してみます」

 そうメイルが言って、部屋の隅にあった水晶に触れ誰かを呼んで話をしだした。

 そして、突然大きな声を漏らし文句を言い出した。

「なぁ!なんで重要な事も説明してないですか。しかも驚いて忘れてたなんて・・・もういいです。私が説明しときます」

 水晶での通信を終えたあとに「はぁ」とため息を吐きながらメイルが、こちらにやって来た。


 そして、ランクをあげる方法を簡単に説明してくれた。


 まず簡単にランクをあげるには、依頼を達成するのが一番ということだ。

自分と同じランクの依頼なら、20回達成で1ランク上がり、一つ上のランクなら15回、二つうえの依頼なら10回で1つランクが上がるそうだ。しかしすべてのランクを上げる時にテストがあるそうだ。


 ただ現状で俺と未菜(ミナ)は条件次第ですぐに昇格できる状態のうえに、アリアとメイリもD級上位であるので、すぐに昇給は可能なそうだ。それにC級以上に上がる場合は過酷なテストか依頼をこなさないとならないことを、メイルから詳しく説明をうけ再度お礼を言って部屋から出ていったのであった。

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