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102/102

102.村に着いて・・・?

 それでフィリアさんは、元々はその事で正体を明かしに来たが、今回の件を聞いたので忘れていて、ミーアの村に出発の前に、捕まえられて問い詰められていたのである。

「ユ・ウ・マァー、貴方!魔眼を開眼しているそうねぇ」


「へっ、何故それを・・・」


「ええ、シルフィー様に聞いたの。それに今朝方、貴方の頭にいた妖精を見て、その事を問い詰めるのを忘れてたのよ。まさか本当に魔眼の保持者だったとはね。それでね、貴方には前も言ったと思うけどぉ、特にアリアの面倒を見なさい。あの娘は凄い可能性をひめてるのよ。それに、今回の移動は貴方だけ男だから走りなさい。馭者は私がするから真っ直ぐ走らすのなら問題ないは、なら、頑張りなさい」

 結局はアリアの面倒を見るという事は、メイリの面倒を見らないといけないじゃないですか、それになんですか人数減らせは済むのに、俺だけ走る事になるなんて・・・もう、別にいいですけどね。


 そのあと馬車の後ろを走りながら、シルフィーに何故魔眼の事をフィリアに話したかを尋問した。

「なんで、フィリアさんに、話したんですかシルフィーさん?」

「すみませんユウマ様。最初はアリアちゃんに魔眼の素質があるか、確認するようにお願いされたのですが・・・そのあと、ユウマ様の話が出て話しているうちに・・・・」

 どうやら話を誘導されてシルフィーさんが気が付かないうちに、俺の事を話してしまったらしいのである。それで馬車の後ろの解放されたところに座った状態で謝られたのである。


 ちなみに相当早いスピードで移動しているのに、ユウマは平気な顔をしてその後を追いかけている状態である。シルフィーさんの横には未菜(ミナ)が乗っているのだが、面白半分に俺を応援しているが、俺とシルフィーさんの話を聞いていて暇になったのか、今はアリア達と話をしている状態だ。


 それで先程のシルフィーさんの説明を聞き、もしかしたらフィリアさんは、何かそう言う誘導尋問が得意なのでと、少し考え・・・今度それとなく聞いてみようと思ったのである。 まあ、恐らく教えてくれないだろうけどな・・・。


 それで今回は、ファルにアリアのそばにいる様にお願いしたのである。

 もちろんアリアにもファルと一緒に行動するように話してある。まあ、アリアは一旦考えていたが、元々ファルと相性は良いみたいなので、問題は無いようである。


 そんな事があって今は、俺自身は相当早いスピードで走っているが、一向に疲れないし馬車において行かれるような事はない。むしろ馬車が遅いような感じがするが、恐らくフィリアさんがスピードを落としているのだろうと思う。


 それでその状態のままミーアの村までものの数十分ほどで来ていた。


 もちろん案内人はミーアであるので、ミーアの村住む村で間違いないと思うが・・・どうも様子が違うようだ。


 ホントは最初、連れてくる予定では無かったのだが、正確な村の場所が解らなかったという理由で連れて行く事になったのである。


 まあ、実際ミーアを連れて行くと言うよりも、ユウマに引っ付いて離れなかったのが本音である。

「うー、ミーアもお兄ちゃん達と一緒について行くの!」

「えっでも、ミーア・・・・?」

「良いんじゃない。村の位置が解り辛いから、連れて行けば正確な場所か解り易いし」

「いや、それよりも場所を聞いて、それから・・・!?」


 最初は、大体の場所を聞いてからユウマは、自分の【地図閲覧(マップリード)】のスキルで位置を確認しようと思っていたのだが。

「あっ、いや・・・やっぱりいいです。ミーアお願いできるかな?」

「はいですの!お任せなのですの♪」


 また、フィリアに変な目で見られて、馬鹿呼ばわりされたくなかったので、大人しくミーアに案内させようと考えて連れてきたのであった。


 もちろん、ミーアを連れて行くとしたら、もちろん白王狼(ハクオウロウ)のランも連れて行く事になっているのである。


 それでミーアの村まで、ホンの短い時間で到着していたのであったが、現状ミーアも不思議そうに村の様子を見ていたので俺が声を掛けた。


「どうしたんだいミーア。なんだか不思議がっている様だけど?」

「うん、実はねお兄ちゃん。前に逃げてここに戻って確認した時に、あんなの無かった筈なの・・・あれがなんなのか解らないの?」

 ミーアの村に入り問題の聖碑の前までやって来たのであるが、どうやらミーアが知らない物が出来ている様なのである。


 とりあえず周囲の様子を確認して、そのあと聖碑を補修しようという事になった。

 それが上手くいったら、みんなの元に戻ろうとしていたのでいたが、やはりどうも様子がおかしい、何故かと言うと聖碑は確かに壊れている。


 それは、目に見えて間違いないのだが、その周りに変な石碑みたいなのが立っているのである。

 それに何か地下に潜れる様な入口が、その壊れた聖碑の横に開いていたのであった。

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