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101/102

101.人員の選別と魔眼について?

 何故全員行く事になったかというと、結局は今日の目的の場所に着いた時間帯がどうやら予定よりかなり早く着いた事により、まだ先に進めると判断したレオンさんと冒険者グループのリーダーであるクライス達が決定したようである。


 そんな事とは知らずに、今だ落ち込んでいるユウマを見かねてアリアとメイリが慰めも言葉を掛けていた。

「ユウ兄様、元気だしてください」

「そうだよ。気にする事無いよ。ユウ兄」

 2人ともありがとう、そうだよなこれくらいで落ち込んでいてもしょうがないよな。まあ、薄情な未菜(ミナ)は後でどうにかしてやる。


 そう考えて2人の少女に、笑顔を見せ立ち上がろうとしたら、恐らく悪気はなかったのだろうが声をハモらせた。

「「たかだか、馬鹿って言われたくらいで、落ち込まないで!馬鹿でもいいじゃん」」

「うがっ!また・・・馬鹿って言われた・・・・シュン」

 立ち直りかけていたのに、アリアとメイリに駄目だしを喰らって再び落ち込んでしまったのである。


 その姿を目撃した2人は慌ててユウマに、近寄り支えながら自分達が乗ってきた馬車に誘導しながら謝り続けていたのである。

「あわわっ、ごめん。ユウ兄っ」

「ごめんなさいです。ユウ兄様」

 このあとすぐに立ち直るかと思ったが、今度は馬車の中で笑い転げる未菜(ミナ)の姿を見て、顔を合わせ辛くなり、ユウマは1人思い足を引きずりながら、荷馬車の方に向かったのであった。それから時間にして約3時後には落ち込んだ状態から回復して丁度予定の地点まで、やって来たので、そこでミーアの村に行くメンバーを選別したのである。


 それで選別するメンバーを消去方で、まず冒険者は除外する事になった。

 冒険者は、元々乗り合い馬車と商会の護衛がメインであるので、この件には関係ない。


 次にシルフィー達と騎士団も除外になるのだが、シルフィーさんはどうしても付いて行くという事になり、レーネさんも護衛の為付いてくる事になった。

 騎士団の方は、貴族の老夫婦の護衛も兼ねているので、ここで危険を侵す訳にはいかないので、シルフィーさんの護衛は、事実上俺とレーネさん任せるそうである。


 残るのはアリアとメイリなのだが、未菜(ミナ)と俺が強制的に参加と言う事なので、俺達に付いてくるそうなのである。あと、ヨーコさんとフィリアさんであるが、ヨーコさんはこの場所にのこる事になり、ミーナの村に行く事になるのはフィリアさんである。


 それで結局ミーアの村に行くメンバーは、俺を含め7人とミーアと白王狼(ハクオウロウ)のラン、それといつの間にか俺と契約をしたファルの3人の、合計10人となっていた。

 ミーアに関しては付いてくると言い出したのでしょうがなく連れて行くことにした。


 それでメンバー的には別に問題ないのだが、その移動手段をどうするかであった。

 何せ移動人数が多いので、馬車を使う事になったが馭者が出来る人がいないうえに、人数が少し多いのである。

 今の人数では、一番大きいシルフィーさんの馬車を使ったとしても、全員が乗れないのであった。

 なので結局のところ人数を減らそうとしたが、フィリアさんがその必要が無いと言い、結局は俺が馬車に乗らず走る事のなったのである。

 フィリアさん曰く俺が男だから犠牲になりなさいだそうだ。はっきり言って酷い扱いだった、それなら1人減らせばいいのだが、これには理由があった。


 実は少し前に、俺が魔眼保持者と言う事がフィリアさんに知られてしまっていたのである。どうやらアリアに魔眼に関する手解きをシルフィーさんにお願いしようと、フィリアさんが話を持ちかけたのがきっかけだったようだ。

 それは今回の移動時に、丁度いい具合にシルフィーさんが一緒だった事もあり、2日目の野営時にそれとなく話を持ち掛けた。


その時にシルフィーさんが、ユウマも魔眼の保持者であると口を滑らしたのであった。

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