Chapter1-3 平和の終わり
「この洋館本当に広いな。部屋の数が尋常じゃない。これは全部調べるのは骨が折れるぞ」
「そうだね。けど最低でも食料くらいは探しておいた方がいいと思うんだよねー。まあ、2、3日くらいなら食べなくても問題ないと思うけどね」
「で、でも、み、水くらいはないとしんどいと思います」
「確かに、水くらいは欲しいな」
そんな、他愛もない話をしながら俺たちは洋館の中を探索していった。
結局食料は見つからなかったが休むには丁度よさそうな客室のような部屋がかなりの数あった。
ここは元々ホテルだったのかもしれない。
まあ、鍵もかかるようだし、安心して眠れるだろう。
「そろそろ戻るか?、もうかなり見ただろう。個室の件も話しておきたいしな」
そう言って俺たちが、広間に戻ると、もう他の人たちは集まっていた。
俺たちが一番遅かったようだ。
「さて、情報を共有しようか」
皆の話を聞いて、この洋館の大体の間取りが分かった。
この洋館は、上3階、地下2階以上となっているらしい。
地下が、2階以上となっているのは、地下1階から、地下2階に降りる階段のドアは硬く閉ざされており、大きな南京錠もつけられていたため地下にあと、何階あるのか、分からなかったらしい。
そして、この、広間のすぐ横の部屋は、食堂となっていたらしい。
食料もあったそうだ。
上の階ばかり調べていたから全く気がつかなかった。
灯台もと暗しとはまさにこの事だ。
まあ、これで、危惧していた食料の問題はなんとかなった。
話を聞く限り最低でも1ヶ月分はあるらしい。
ほとんどインスタントだが、生野菜や肉も少しはあるらしい。
なくなるということはないだろう……多分。
また、包丁やまな板といった基本的な調理器具はあったということで、簡単な料理くらいなら作れそうだと言う話だ。
また、2階は多目的スペースのような作りになっていた。
俺たちが調べた3階は、少し開かない扉があったものの、ほとんどが客室のような部屋だった。
「皆、探索ありがとう。今日もう疲れただろう、客室のような休めそうな部屋も見つかったみたいだし今日はそこでゆっくり休んでまた、明日どうするか考えよう」
先生がそう言うと、皆緊張の糸が切れたのか、欠伸をするものもいた。
皆また明日、と言いながら、俺たちが見つけた部屋に好き勝手に入っていった。
「さて、俺たちも行きますかね」
と、直也が言ったため、移動しようとすると、日比谷さんがこんなことをいい始めた。
「あ、あの、未来さん、も、申し訳ないんですけど、ち、ちょっと夜は怖いので、一緒の部屋にいてもらえませんか?」
「ん?、ああ、もちろんいいよ。じゃあ行こうか灯ちゃん」
そう言って、未来と日比谷さんはそそくさと3階に上がって行ってしまった。
「なんか、仲良くなってるな。俺たちも行くか、直也。」
「ああ、そうだな。同じ部屋では寝ないけどな」
「当たり前だろうが!」
そう言って俺たちは互いに別の部屋に入り眠りに着いた。
生存者 21 [人]
キャラクタープロフィールno.04 九重未来
誕生日 3月9日
血液型 A型
身長 163cm
体重 TOP SECRET
颯汰と直也の幼馴染。
活発な少女で高校入学から一週間しかたっていないがもう、陸上部の戦力になっている。
底なしの明るさを持っており、表裏がなく、嘘をつくのも苦手だが、相手への気遣いは忘れない。