Chapter1-1 始まり
その洋館はなんというか想像していたよりもかなり大きかった。
赤を基調とした風情のある洋館で、洋館なんかに興味の全くない俺でもその凄さに圧倒された。
しかし、色々なところに木の弦が巻き付き、いたるところに苔がこびりついていた。
外見だけで判断するならば、この洋館に人は住んでいないように見える。
この洋館に来てから先生はずっとドアを叩きながら“誰かいないか”と叫んでいるが多分無駄だろう。
しばらくそんなことをしていると、ついに諦めたのか先生はドアを叩くことをやめた。
「う~ん、誰もいないみたいだ……仕方ない少々良心が痛むが勝手に入らせて貰おう」
そう言って先生は洋館に勝手に入って行った。
先生に付いて俺たちも洋館の中に入っていく。
ホラーゲームとかならこの後このくらいが洋館に閉じ込められて出られなくなってしまう……なんて事がよくあるが流石にテンプレ過ぎるし、そんなものはフィクションの世界のものだ。
現実で起こることはないだろう……多分。
洋館に入ると豪華な広間が広がっていた。
洋館の中は案外綺麗だった。
入った瞬間に嫌でも眼に入ってくる、足元のレッドカーペット、壁に掛けられた高そうな絵画、いたるところにおかれている大小様々なそれでいてかなり高価そうな壺、さらに天井にはやり過ぎかと思うくらいに大きなシャンデリアが堂々と吊るされていた。
「ほえー、外見も凄かったが、中は案外まさかこれほどまでとは……まああと、2、3日もすれば流石に連絡が無いことに違和感を公聴も感じて、救助を寄越すだろう、それまではゆっくりとここで休んでおこう」
皆は野宿する必要が無くなったと大喜びしている。
まあ、仕方ないか、予定外の事が起きたとはいえ、こんな豪華な洋館を見つけられたのだから。
内心俺だってかなり心が踊っている。
けれど……俺たちはこの時違和感を持つべきだった、少しでもいいからおかしいと思うべきだった、そして……この洋館から一刻も早く出るべきだった……
生存者 21[人]
キャラクタープロフィールno.2 流鏑馬直也
誕生日 11月27日
血液型 AB型
身長 188cm
体重 73kg
真面目な好青年。
中学ではサッカーチーム野宿キャプテンをしていた。
責任感が強く、一度決めたことは曲げない性格である。
同じ中学校出身の河島颯汰と、九重未来の事は特に信頼しており、気兼ねなく話せるらしい。