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3話ーレイラ視点

3話目でやっと主人公視点です。

ーー私のクラスはA組。


「ふーん、ノラと同じクラスなのか。てっきりC組位だと思っていたからラッキーだよ」

ノラと同じなのは嬉しい。けど……。


「何かあったら私に任せてよね♪」

ノラが冗談を言うなんて珍しい。ノラは私が緊張してるとでも思った?


「まあ、頼もしいことね」

その冗談に乗ってあげるとしよう。



二人で雑談しながら2年A組を目指して歩く。


「ノラ、貴女クラス飛び出して校門まで来たんだよね。怒られたりしないのか?」

話の中でノラがそんな事言っていたと思い、尋ねてみる。


「大丈夫だよ。だって1限目はクラスの親睦会という名の誰を取り巻くか決める時間だから」

ノラはさらっと凄い事を言う。


「それならもっと抜け出したらまずかったのじゃないか?」

いなかったらクラスで遅れてしまうのでは?

……といってもナルがいるから大丈夫かな。


「へーき、へーき。ナルに任せて来たから。それに、メンバーはほとんど替わっていないしね。それよりも貴女の方が心配よ、ララ」

ノラは、私が誰かを取り巻くとでも思っているのだろうか。そういう事を私が嫌がっているのを知っているはずなのに。


「心配ないから。私は貴女とナルがいればなんとかなるから」

わかってないな、とわざとらしくため息をつくノラに少し笑えた。



そんな他愛のない会話をしながら歩いて行くとノラが立ち止まった。


「さあ、ここだよ」

上を見上げて見ると確かに2-Aと書いてある。



ガラッとノラが扉を開けて入ったから、後に続いて入っていく。


「あら、オリヴィア様どこに行っていらし、……後ろの方はまさか」

ノラが入って来た事に気付いたであろう女子生徒がノラに声をかけたが、私を見つけ唖然としている。


その言葉を聞いてか、クラスの全員が次々とこちらに気づいていったみたいだ。


「ねえ、彼女が人形姫ではなくて?」

「あの噂は本当でしたのね」

「この学園は人形姫が来るような所ではなくてよ」


あちこちからこそこそ話が聞こえてくる。こそこそ話ならこそこそ話らしく聞こえないように言えばいいのに、なんで聞こえるように言うのかな。


重々しい空気の中、ノラが不安そうな目を私に向ける。


ーー大丈夫、あの子がいるじゃないか。私が何か言うよりそっちの方がいいはずだから。

そう視線に込めてノラを見返す。



「あ、ララじゃないか」

金髪の少年が奥の方からクラスの人々の間をすり抜けてこちらに来た。


「久しぶりだな!ララったらノラばっかりで俺には全然会ってくれないじゃん!」

ぷーっと頬を膨らまし、プラチナブランドの髪を揺らす少年。


「ナル久しぶり。ちょっと背が伸びたのかな?ノラより大きくなった気がする」

そう言うと、ぱあっと嬉しそうに笑う。ノラと背がさほど変わらない事を気にしてたからだろう。なぜなら……


「本当かっ!やっぱりノラに勝ってるんだな」

彼はナル。本名はオリヴァー・ルルーシュ。

ノラーーオリヴィア・ルルーシュの双子の弟。

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