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レズ美少女天使 流川水面編

◇◆◇


「えっ......言うの......」

流川さんの返事に対して俺はウインクをする。

もちろん花ちゃんからは見えない位置でだ。

流川さんも俺のウインクを見て何かを感じ取ったようだ。


「花ちゃん、俺は流川さんの彼氏ではない。花ちゃんの言う通りだよ。俺は代役を頼まれたんだ。流川さんの本当の彼氏は別にいるんだ」


「え?ほかに彼氏がいるの?でもなんで代役を?その前に本当にいるの彼氏は?」


「それは間違いなくいるよ。これが終わったら彼氏とバトンタッチする予定だったから」


「なんで?なんでそんな手の込んだことするの?」


「それは本当の彼氏に会えばわかるよ。正直、流川さんの彼氏としてはミスマッチだと思ってるんだ。アイドルの流川さんの彼氏としてはあり得ないよ。だから俺が代役だったんだ」


「ちょっと、本当に意味がわかんないんだけど。水面ちゃん、どう言うこと?」


「蒼くんの言う通りなの。もう、私も隠さない。蒼くんの言う通りにする」


(この流川さんのこの返事は俺に任せたって合図だな)


「花ちゃん、本当の彼氏を連れてくるからちょっと待ってて。たぶん、会えば納得すると思う」


「じゃあ、俺は流川さんの本当の彼氏とバトンタッチするから呼んでくるね。流川さん、本当の彼氏を人に合わせるのは覚悟してね。そうしないともう収まりがきかない」


俺は席を離れてもちろんトイレに向かう。


(《《表の顔》》も《《裏の顔》》もどっちが本当の自分がわからなくなりそうだ。


◇◆◇


「やった!緋ちゃん。王子様はあの2人の彼氏じゃなかったよ。むしろ二人の相談役やってたんだ。めっちゃ性格のいいイケメンじゃん。二股ゲスやろーでなかったね」

「うんうん。本当によかった。あんな素敵な彼を信じれなかった自分が嫌いになりそう」

「緋ちゃん、気にしちゃダメだって。だってだますために演技してたんだよ。

それはわからないって。まずは緋ちゃんの王子様がフリーってわかってよかったじゃん」

「そうだね。でも彼がいなくなっちゃったね」

「ここは私が見てるから緋ちゃん、追っかけていいよ。追っかけなよ。こんな機会ないよ」

「ありがとう、翠。探してくる。翠も頑張ってね」

緋は慌ててカフェを出て行き彼を探しにいく。


「もういない。どこにも見当たらない。探さなきゃ」

緋はデパート内を走り始めた。


◇◆◇


「花ちゃん、もうすぐ彼が来るから。でも本当に驚かないでね」

「またウソじゃないよね」

「彼氏を見たら会わせたくない気持ちもわかると思うよ」


▽▼▽


「お待たせしました」

《《僕》》が二人の前に登場する。


「え?これが彼氏?」

「ええ、彼が私の彼氏の蒼くんよ」

「ごめん。水面ちゃん、本当だったんだね。彼氏いたこと」


(はははっ、やっぱり《《僕》》で登場したらこんなに簡単に花ちゃんは彼氏だって信じるんだ....)


「うん。信じてもらえたようだね」

「こんなダサ男だったら逆に真実味がありすぎる。さすがにこれを選ぶのは普通はないしね」


(すごいディスられている。あまりにも現実離れしてるから信じてしまうってやつだ。それはそれでなんか僕の存在が悲しくなるよ)


「みなもちゃん、この人は誰ですか?」

僕は花ちゃんに初めて会った振りをする。


「この人は私の仕事仲間なの。私に彼氏がいるってなかなか信じてくれなくて」

「え?僕みたいな素敵な彼氏がいるのに?」

「そうなの。蒼くんてかっこいいのにみんな理解してくれないのよね」

「僕はだれがどうみてもかっこいいよね。水面ちゃんに合う彼氏は日本中どこを探しても僕しかいないよ」


追い討ちでまさかのイタイ彼氏を演じ切る《《僕》》


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


あとがき


《《僕》》がついに役に立つ(T ^ T)


この後どうなるのか楽しみな方は

ブクマとポイント評価をよろしくお願いします♪


総合評価が伸びなくて創作意欲が低下気味(T ^ T)


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