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レズ美少女天使 流川水面(るかわ みなも)編

今日は事務所の社長に呼び出されている。

こんなことは滅多にないことだ。

まさか、「ジュニアーズからお前はもういらない」とか言われたりするのか。


それは困る。ママの家計を少しでも軽くしたいのにそれではママの足を引っ張ってしまう。

むしろ、稼ぎたいなら堀超学院に行けと言ったのは社長自身だ。


ガチャ


「久しぶり。佐伯くん、いやここでは蒼乃くんか。学校生活はどうかな?」

「お久しぶりです。無難に過ごしています」

「そうか、無難か。意外だな。ところで今日、ここに来てもらったのは他でもない、お金を稼ぎたい君にチャンスを与えようと思ってね」


(それはありがたい。むしろ俺の優先順位はアイドルよりもお金を稼ぐことだ)


「はい!がんばります。やらせていただきます」

「でも1つ条件があるんだが」

「なんでものみます。それで稼げるなら」


(即答だな。蒼乃くんにお願いしてよかったかも)


「バイセクシャルになってもらう」


「え?ええ!? バイセクシャルってあの......」

「そうだ。あのバイだ。男も女もどちらもいけるアイドル誕生だ」


(なんなんだ、それは。それはアイドルなのかぁ?)


「確かに俺は女性にそんな興味はありませんが男性にはもっと興味ありません。でもバイになるのは無理です」


「そうだよなぁ。状況によっては女とも男ともベットシーンがありえるからな。蒼乃くんなら、女にも男にも興味がない、お金に困っている、だから役者としては打ってつけだと思ったんだけどな。仕方ない、他の人に当たってみるか」


(女にも男にも興味がないから役者として打ってつけ?どういうことだ?)


「あの、本当のバイセクシャルじゃなくてもいいってことですか?」


「内々には探してみたんだけどね。うちのアイドルにはそういう子がいなくてね。でもこのプロジェクトが進み始めているからいまさら降りれなくてね。そこでバイのフリが出来る子として蒼乃くんに白羽の矢が当たったのさ」


「演技で良ければやります!それで家族を少しでも養えるなら」


「蒼乃くんならそう言ってくれると思ったよ。ただ、他の子達は本物だから演技だって言うことはバレないように。それが高額報酬の条件だ」


今回のプロジェクトの概要は目新しいものだった。今の時代に合わせて異色アイドルユニットを新規で立ち上げると言うものだった。


まず、目新しい点としては、

男2人、女2人の混合アイドルユニットだということだ。

そして最大の売りが、

LGBTを公表するということだ。


L:流川(るかわ) 水面(みなも)(女 17才)

G:堀田 曙 (ほった あけぼの)(男 18才)

B:蒼乃(あおの) 佐伯(さえき)(男 16才)

T:剛力 花 (ごうりき はな)(女 17才)


各有名事務所から4人のアイドル達が集められる。ジュニアーズからは俺だけだ。


ユニット名は『Avop (アボップ)』だ。

A variety of people の頭文字を取ったそうだ。


「じゃ、蒼乃くん、早速だけどこの後に顔合わせがあるからよろしくね♡くれぐれもバレないようにね」


(まさかのこのあと!?この呼び出しは社長の出来レースだったってことか。完全に社長の手のひらで転がされている)


さすがは黒石(くろいし) 曜(よう)。

名前の通り腹黒いと言われるだけはある。

でも天性の明るさがそう思わせない。

社長の黒石さんに騙されても根に持つ人は数少ないと言われる理由もわかるものだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


あとがき


新章が始まりました。

白木荘から少し離れますが絡んできますのでお楽しみを。


まだブクマや評価がまだの方はご協力お願いします♪

ランキング上昇してみたいです♪

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