表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルバード  作者: ロメロメロ
第1部
6/11

~第5話~

ツイッターやってます。

フォローよろしくお願いします。

https://twitter.com/romeromero0520?s=21&t=T4FjRuM5DLCW-n-_Gl46xw


 (は?)


 真っ先にこの言葉が頭に浮かんだ。


 (神からの貰いもん?本当に隠したいならもっとまともな嘘をつけよ)


 これまでのソルダの口調からして、すべてのことが嘘のように思えてきて仕方がない。


「神からの貰い物ってどういうことだ?」


「そのままの意味だよ。ある日突然、朝目を覚ましたら机の上にあった」


 恐らく俺は理解不能って顔をしていたのだろう。ソルダは急に真剣な顔つきになって急いで話を切り上げた。


「わりーけど、俺町の様子見てくるわ。お前は安全なとこに行け」


「え?町に行くって、1人で行くのか?まだ敵がどれぐらいいるのかわからないんだぞ」


 本当にこいつの言動には驚かされる。


「問題ねーよ。俺がこの剣を持っている限り最強だからな」


 そう言うとソルダは剣を鞘に納め、町の方に目をやった。


「おい、ちょっと待てよ。もう今更行っても誰もいないぞ」


 町に煙が上がったのを見てからすでに15分以上は経過している。もう今更町に行ったって、残っているのは人の死体と、攻めてきている敵だろう。まだはっきりとは敵の正体は分からないが、、


「いや、それでも行ってくる。なんかこの町には何かあるような気がする」


 また訳のわからないこと言ってるよ。


「まだ聞きたいことたくさんあるんだ。もうちょっと話聞かせてくれよ」


 まだ剣のことは謎に包まれたままだ。何も分かっていないことに等しい。


 俺の言葉を無視してソルダは町の方へ走りだした。地面が抉られるような速度ではなく、普通の人の速度で、だ。


 (チッ、結局あいつなんだったんだよ。どうなっても知らねーよーだ)


俺は巨大ゴブリンが持っていた剣を拾った。


(少し俺には大きいな....まあ、何も武器を持ってないよりはマシか)


 東の森に体を向けた。恐らくソキウスはもう森に着いて、誰か探している頃だろう。


 俺も走りかけようとした時にソルダは立ち止まり、こっちを振り返った。


「おい、レオニダス。デオス神話って知ってるか?あの神が力を5つの神具に分けて人に与えたってやつ」


 どこからそんな話に飛んだのか分からず、俺は眉を寄せた。


「そんなの知ってるに決まってるだろ。子供の時に誰だって聞かされる話だろ」


 ソルダは少し考えるような顔をした。が、すぐに真剣な顔に戻しこう言った。


「この剣は、、、まあ、そうだな、その神話に出てくる神具の1つだ」


 そう言って今度は目にも止まらぬ速さで町の方に向かって走っていった。


読んでくださりありがとうございます。

レビュー、感想等ありましたらお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ