#3ウソつき金平糖
堀沢は但馬から飲みに誘われ、一緒に居酒屋へ行くことになった。初めて但馬の車で居酒屋に向かう。訪れる途中で但馬は耳のそばでこのように話した。どうやら新サービスに情報提供する為に調査したい。しかも極秘で一部の関係者のみ。緊張を解す堀沢は深呼吸した。そして...居酒屋へと足を運ぶ。
扉
「いらっしゃいませ!」
テーブル席へ向かう二人は空気がまだ冷たく感じた。注文を頼み、少しの間たわいもない会話をしていると、注文が運ばれてきた。と同時に小さなお皿には五つの金平糖が入っていた。堀沢は尋ねた。自分の好きなタイミングで食べて良いらしい。なるほど新サービスはこのことか。一口頬張る。甘くて、どこか懐かしい味。気に入った堀沢は店員に問いかける。
「へぇー、とてもいいサービスですね」「いえ、まだ正式になった訳では」と店員は謙遜した。
しかし、但馬は一口頬張ると「うーん、それはどうやろな」店員は但馬の方を向けると、こう続けた。「このまま提供するのは長続きせんで」とキッパリ。それを見た堀沢はクスッと笑った。「但馬さん、物言いが探偵見たいですよ」と言った。但馬は「アホ、探偵やで」と言い、金平糖を頬張る。堀沢は「それ絶対ウソでしょ」但馬「せやで」二人はウケて笑っていると店員もつられ笑っていた。
堀沢は仕返しするかのように「実は超売れっ子ミステリー作家で謎が多いほど面白く書けるんだ」と言い、金平糖を再び頬張る。但馬「なんでや、一度も書いたことないやんけ」そうしているうちに温かい笑い声が響き渡る。
すると、リスナーからも反響を呼び、ウソつきやん、金平糖頬張るやん、ウソにつき金平糖を頬張るやん。佐田も大笑いし、ウソつき金平糖という名が誕生しました。




