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この日常は素晴らしき祝福なのです!


 めぐが突然魔法を撃ったり、マグニンがアカネに軽めのセクハラをしたりと問題がたびたび起こっていたが、ようやく瓦礫が片づいた。


 「ふう‥‥‥あらかた片づいたわね」

 「だね」

 「美女にたたかれたので良かったですな」


 そんなマグニンの問題発言はいつものことだと思い俺達は即席で作った椅子に腰をかける。すると。


 「きゃっ!」

 「大丈夫? めぐのお姉ちゃん?」


 めぐが座ろうとしていた椅子がバキリと音を立て突然壊れる。

 

 あっ‥‥‥やばい。そういえば材料が足りなかったからめぐのだけそこら辺にあった椅子を使ってたんだ。


 地面に尻から落ちためぐは。


 「ちょっこれつくったのユウサク君でしたよね!?」

 「すいませんでした」


 俺は流れるような動作でDOGEZA(どげざ)を実行する。


 「まあそこまでするなら許しても良いですね」

 そういってフウゥといきを吐く。


 許してもらえて良かった‥‥‥。中級魔法を撃ってくると思ったんだけどめぐも変わったんだな‥‥‥。

 

 俺がめぐの成長ぶりに感心していると。


 「なんて言う訳ないじゃないですか! 『フォース・ファイアボール』ッ!」

 「うぉっ! 『収納』!」


 めぐがそう叫び俺に上級魔法を打ち込もうとする。


 俺がバカでした。変わってないです。全然変わってないです。むしろひどくなってます。


 「『フォース・ライトニングセイバー』!」

 「『空間障壁』!」


 俺はめぐが放った凶悪な魔法を空間を収納し防ぐ。


 「『フォース・ウィニ』」


 そこまで言いかけたときだった。


 「【ドレイン】!」

 「ああああぁぁぁぁぁ!」

 

 タスクがめぐの首根っこをわしづかみにし、ドレインを発動する。そして。


 「仲間に上級魔法を打ち込むやつが普通おるか! バカなのかお前達は!」

 「バカじゃないし! って痛い!」


 タスクが言い訳をつづけようとするめぐの頭に拳骨を叩き込む。


 ‥‥‥。


 あの暴力的なめぐに拳骨を打ち込むとか凄いな。


 そう感心? していると。


 「あははははっ!」


 アカネが突然笑い出す。


 「どうしたのですか?」

 「いや‥‥‥」

 

 そういってアカネは息を整え。


 「皆楽しそうだなって思ってたらなんか嬉しくなってきて」

 「つい笑ってしまったと」

 「そういうこと」


 確かに今の日常は一癖も二癖もある仲間達のおかげで問題がたびたび起こってるけど正直に言って楽しい。とても楽しい。暇をしないのだ。

 俺は国から追い出されたときこの世界が少し嫌いになりかけた。でも今は嫌いではない。アカネやニア、めぐにタスクマグニンを初めとした魔星族にアオイがいるのだから。

 

 楽しそうに笑うアカネに毒気を抜かれたのか。


 「とにかくこれからはやめてよ?」

 「分かってますよタスク」


 二人はそういって笑い合う。


 「そういえばこれからどうするのですかな?」

 「そうね‥‥‥」


 アカネはマグニンの問いに対して悩む。


 多分今はJAPAN(にほん)で16時過ぎぐらいだろう。日が落ち始めている。


 「そうねキャンプの準備をしよっか」

 「そうですな」

 「そうですね」


 そういって俺達はキャンプの準備に取りかかる。

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