この才能はいいのか悪いのかわからないのです!
「さて・・・・・・パーティーまであともう少しね。」
あの後俺はアカネにこの国の現状、魔王軍のことなどについて詳しく教えてもらっていた。
そして俺たちはアカネの提案でとある場所に向かっていた。
「アカネ?今からどこに行くの。」
俺は歩きながらアカネに質問する。
「ユウサクはまだ剣の扱いに慣れてないでしょ?」
「まあ・・・・・・。」
まあそりゃね。
だって生まれてきて初めて剣をふるったんだよ。
うまいわけがあるまい。
苦笑いしながらそう言うと。
「いまからユウサクには双剣の扱い方と、双剣術スキルあと・・・・・・クラウスが言っていた残りのスキルを覚えてもらうわ。」
「・・・・・・時間かかるんじゃないの?」
俺は少し困惑気味に言う。
「大丈夫。今日覚えてもらうのはスキル≪暗殺≫と双剣術基本二連撃スキル≪ダブルクロス≫だけだから。」
アカネは俺の問いに対し明るい声で言う。
「暗殺スキルってどんなスキルなの?」
「えっとね・・・・・・たしか敵に認識されてない状態で攻撃をするとダメージがあがるって感じだったかな。ほかにも効果はあったと思うけど何だったけな?」
そして。
「ここよ。」
そう言いながらすぐそばにあった大きなドアを開ける。
そこには。
「ここって訓練場みたいなものですか?」
「みたいなもんじゃなくて訓練場そのものだよ。」
訓練場には太陽の光が入り込み、明るい雰囲気を醸し出していた。
そこでは何人かの兵士たちがそれぞれ特訓をしていた。
「『零』!」
アカネはどこかに呼びかける。
すると。
「アカネ様お呼びでしょうか。」
そう言って現れたのは黒ずくめの女性で、気配を感じさせなかった。
「零。彼にスキル≪暗殺≫を教えてあげて。」
「了解しました。」
そう言ってその女性はこちらを向き。
「では見ててくださいね。誰か召喚魔法を。」
そう言って周りに呼びかける。
「では私が召喚します。」
そう言って魔法を唱える。
すると少し離れた場所に魔法陣が浮かび上がり、オークが突然現れる。
「ウガァァァァア!」
二度目のご登場オークさんだ。
現れた瞬間その女性は。
「『超加速』」
オーガに認識される前に超加速を使いオークの背後へと移動する。
そして。
「双剣術スキル『ダブルクロス』」
その女性はどこかに隠し持っていた2本の短剣で切りかかる。
オレンジ色の剣の軌道がオークの首を斬る。
オークは断末魔を上げ、首から鮮血をまき散らしながら倒れる。
「今のがスキル≪暗殺≫と双剣術基本二連撃スキル≪ダブルクロス≫です。」
そう言いながら剣をしまう。
俺はステータス表を開く。
「おっ!あった。」
俺はスキル表にある習得可能スキルのところにあるスキルを見つけそれを覚えようとする。
そして。
『スキル≪暗殺≫・双剣術基本二連撃スキル≪ダブルクロス≫を習得しました。』
二つのスキルを習得した俺を見てタスクが。
「ねえユウサクくん。ちょっとステータス表見せてくれる?」
少し困惑気味にそういう。
「いいですけど・・・・・・。」
そう言い、タスクにステータス表を見せる。
「・・・・・・。」
「ど、どうしましたか?」
黙り込んだタスクを見て不安になった俺はタスクに問う。
「・・・・・・知能と速さ異常すぎじゃない。」
そう言われる。
「そ、そうなんですか・・・・・・。」
俺は内心うれしくなりながらも、その気持ちを抑えて言う。
よっし。これから俺の時代がーーー
そう思っていた瞬間タスクが。
「防御力と体力も低いんだけど・・・・・・魔力ほとんどなくない?多分初級魔法一回使ったら魔力切れするよ?」
・・・・・・。
俺魔法使えないってことですか。




