この王都は凄いのです!
魔王軍を無事全滅させた俺たち。
王都からの呼び出しのため、俺たちは王都へと向かっていた。
「みんなお疲れ様!」
「お疲れ様です。アカネ様」
「あんなに動いたのは久しぶりだよ。」
支援魔法の効果が切れたのか、いきなり体が重くなる。
いろんなモンスターに追いかけられたりしたからかな。
日頃家の中に引きこもってたから体力が全然ない・・・・・・。
うん。ちゃんと運動したほうがよかったな。
「ユウサクくん?収納スキルってどのくらいまで収納できるのかい?」
タスクがそう言って話けてくる。
「えっと・・・・・確か生命体以外で収納量の限界を超えなければならなんでも収納できたはずですけど・・・・・・」
するとアカネは驚いたようにこちらを向く。
「つまり魔法やスキル、空間でも収納できるの?」
「空間を収納できるかはわからないけどたぶんできるよ」
空間を収納か・・・・・・。
確かに空間を収納できたら、防御とかで役に立ちそうだな。
そう思っていると。
「ユウサク君。その収納ってスキルは固有スキルなんだよね?」
「はい。そうですが?」
「そしたら共通スキルっていうのは持ってるかい?」
「共通スキル?」
なんなんだ共通スキルって。
不思議に思っていると。
「やっぱりか・・・・・・。共通スキルっていうのはね、誰でも覚えることができて、いくつでも覚えることができるスキルのことなんだよ。」
なるほど。
「ちなみにどんなスキルがあるんですか?」
そう聞くとタスクは。
「それはまた今度教えるよ。それより前を見て。」
そう言われ前を向く。
視線の先には、五十メートルはある壁がそびえたっていた。
見ているだけで圧倒されそうになるぐらいに、力を感じさせる。そんな壁だった。
「こ、これは・・・・・・」
「王都≪ルイザネス≫を囲む城壁よ。ここから先が王都よ。」
「えっ・・・・・・でも門がありませんよ?」
そう、門がないのだ。
あたりを見渡してみるが門がありそうな場所はない。
「まあ、見ててね」
そう言って、壁に近づきそっと手を触れる。
そして。
「・・・・・・アルゲイド」
と、小さな声でつぶやく。
その瞬間、アカネと俺を含めた全員の体の下から、紫色の光が出てくる。
そしてその光は俺たちを包み込む。
俺は目をつぶる。
----ユウサク?
その言葉で俺は目を開ける。
「えっ・・・・・・」
自分の前には、先ほどまであった城壁ではなく、たくさんの家が立ち並んでいた。そしてその少し奥には王城みたいなものがあった。
「ここって?」
「王都エデンよ。」




