表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女達の奏でる夢想曲  作者: まぐろどん
1章 拾われた日
12/191

目的

「お待ちしておりました、お嬢様」


「はいは〜い、どうも〜」


連れてかれた場所は食堂、食事か。


「貴方達はもういいわよ〜、この人と2人きりで話がしたいの〜、席外してちょうだい?」


「いえ、しかし…」


「外せ〜?」


「はっはひぃっ!」


「…」


異様な光景だった。


「さて、広い食堂に2人きり、何も起きないはずもなく〜」


「いえ、特に何も起こす気ありませんから…」


「あら?そうなの〜?ちょっと残念〜」


やはり変な人だ。


「ところで、何故俺を選んだのですか?」


「あぁ、説明がまだでしたね、お話ししましょう。それは紀元前まで遡る…必要もないですね〜…あっ、これはちょっとしたジョークです〜」


「あっ、はい、それでどうしてですか?」


「勧誘ですね〜、あなたはMF発現の予兆が見られます。MF発現者はなんとなくですが分かるようになるのです〜」


「は、はぁ」


ここからの話はこうだった。あの牢の中には複数人発現予兆のある者がいたそうな。しかし、発現予兆者のほとんどは荒れていたり、近づくのも困難な人ばかりだったそうな。そこで従順な俺に目をつけた、と。


「すいません〜、このような選び方で〜」


「いえ、拾ってもらえて良かったです」


「それは良かった〜」


「で、俺に何をしろと?」


「あなたにはしばらく、ここで心を取り戻して頂きます。今はそのための食事です。心が戻ったらこき使いますから、覚悟しておいてくださいね〜」


うわぁ、怖い…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ