質問
「では、一つ目」
俺の返答を聞かずに質問をする。まぁ、断る気も無いがな。
「何故解放軍に?」
「好きなやつがいたんだよ。もちろん、ラブの方で、だ」
「誰ですの?その方は」
「名前は恥ずかしくて言えないな。とにかく胸が大きいロリだ」
「変態ですのね。。」
「あぁ、そうだぞ?そしてお前は変態の妹だ」
「そこまでは聞いてませんわよ、さて、次。こちら側へ戻ってくる気はありませんの?」
「無いね。こんな洗脳国家なんて糞食らえだ」
「多少返答に気に入らない部分はありますが。。まぁ、良いでしょう。。次。あなた、その血統に誇りや責任は無いんですの?」
「無いね。そんなもんとっくの昔に捨てたよ」
「あなたのせいで、誰が迷惑してると。。!まぁ、言っても始まりませんわよね。次、その血統の事、解放軍の皆には伝えましたの?」
「はっ!伝えてないね!忘れてたよ!」
「あなたはそうやって逃げてきたのですわね」
ここまでの質問は適当に流した。これで許してくれる辺り優しい妹である。
「最後の質問ですわ。あなた、そろそろ教えてくださらない?私の名前の由来。その、花言葉を」
「それは。。」
答えに詰まる。名前の由来になった花言葉、それを知るのは、その由来を知るのは、最早俺だけなのだ。
「やっぱり。。答えられないのですね。。」
「。。。」
剣に手をかける。勝率は。。まぁ、0だろう。仕方ない。MF持ちと、役に立たない血統持ちが戦っても所詮はこんな物だ。
「では、死んでくださいまし、お兄「たのもー!」
扉が勢いよく開かれる。そこには魔王と、騎士がいた。
「おぉ!アントスではないか!探しておったぞ!して、その女子は?」
「。。ロベリア!」
「久方ぶり。。というほどでもありませんわね。アーチュさん」