表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少女達の奏でる夢想曲  作者: まぐろどん
17章 王宮攻略作戦 カトレア編第3部
117/191

地下室へ

「やぁやぁお疲れ様、代わりの王様は明日には着くそうだよ」


黒猫は王宮とは思えないほど静かな王宮に入ってくる。


「そっか、ありがと。結局その王様は誰なんだ?」


アントスは今席を外している。何やらちょっと王宮を散策したいらしい。


「んーっと。。まぁ、なんというか。。変態だよ」


「それは大丈夫なのか。。?」



その頃、アントスは


「そこにいるんだろ?ロベリア」


「あら、よくぞお分かりで。。ふふ」


ロベリア、現国家連盟遊撃隊隊長。そして、俺の妹だ。


「お兄様、ここではお話に集中出来ませんわ、良い場所を知ってますの。誰にも聞かれず、見られない場所を」


「そうか、なら、そこへ行くとするか」


俺は警戒しながら歩みを進める。下へ、下へ。


「お兄様、覚えていらっしゃいます?昔は前を歩くのはお兄様でしたよね」


「そうだな。お前がまだ、無邪気だった頃の話だがな」


「。。嫌味ですの?」


「さぁ、どうだかな」


「。。チッ。。誰のせいで」


話がここで途切れる。昔から口数の多い方では無かったのだ。2人とも。


「着きましたわ。秘密の地下室ですの。」


壁と全く同じ色の扉を通り、地下室へと入る。なるほど、誰にも気づかれない訳だ。


「さて、お前は俺をどうしたい?ロベリア」


聞かずとも分かる。


「お兄様の話を聞きたいですわ。全て、何もかも。そしてその後、あなたを殺したい」


「ま、そうなるよな」


ロベリアは俺との間を徐々に離しながら話す。


「ルールを決めましょう。私はあなたにいくつか質問をします。あなたはそれに答えるだけ。でも、もし答えられなかったなら」


くるりとターンして振り向く。


「お兄様を殺しますわ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ