表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/15

-戦国時代の武士ってすぐ刀抜くよね-

隣の部屋を開けると、原野が広がっていた。

後ろを振り向いたらドアがなかった。

もう現実を受け入れかけてる自分がすごいと思ったけど、ここでなにすりゃいいんだ。


-ここは北海道の函館、安東家の領土よ。今はアイヌと戦争中ね。あんたの目的は北海道から全国統一!天下統一!はりきって行ってみよー!-

「あの、姉ちゃん?」

-ん?なに-

「天下統一って信長とか秀吉とか家康がやったやつ?」

-そーよ。タイムリミットはジャスト100年。ちなみに今は1457年。だから桶狭間の戦いが起こる前に天下統一してね-

ああ、もういいよ。やるよ。完全に流された。姉に流された。主体性のない奴隷のように流された。

まじか、姉ってこんなんか。


戦国時代のことは知ってるけど、確か応仁の乱が起こったのって1467年だよな。

厳密にはまだ戦国時代は始まってないってことか。

なにから始めたらいいんだろう。


「姉ちゃん、なにから始めたらいいの?」

-頼るな!ノーヒントだ!ガンバレ弟!-

まじか…


えーと、こういう場合、戦で武功を立てて領主に気に入られるとかが近道かなぁ。

とりあえずお城?みたいなところ探すか。


原野を見回してもそれらしいものはない。というか道がない。

やばい、悲しくなってきた。

俺、メンタル弱いのかなぁ。マジで泣きそうだよ。


そんな気落ちした気分で立ち尽くすなか、馬の走る音が聞こえてきた。

あれは、多分、、、武士だ!ていうか人だよ。


「すいませーん!ねえ、ちょっと、こっちでーす」

近づいてきた。しまった、悪い奴だったらヤバいじゃん!


「なんだ、貴様。アイヌのものか?妙なナリをしておる。怪しいやつだな」

「あ、いや、そういうのじゃなくてですね、普通の学生っていうか、、、そのお城ってどちらにあるかご存知ですか?」

「城?城なぞないが、ひょっとして館のことか?」

「あ、それです。ここの一番偉い人の家っていうか、ほら、そういうところって町があるじゃないですか?そこに行きたいんですけど」


しばらく沈黙が続く、あれ、なんかヤバい空気?


馬から降りた武士は、

「縄につけ!怪しき者は捕らえよとの命を受けておる!」


「えっ、ちょ、待って、そんな怪しくなんかないって!」

「命に従わぬなら、斬る」

キラリと光る日本刀!


抜いた~!抜いたよ!この人、刀抜いたよ!

「え、ちょっと待って!なにそれ、捕まらないなら殺すってこと!」」

「そういっておるだろう!」


わ、わかった。じゃあこうしよう。

「つ、捕まる!黙って捕まるから!刀締まって!とりあえずソレ!刀、しまいましょう。ね?」

「む、そうか。物分かりの良いやつ。待っておれ」馬から縄を取り出そうとする武士の一瞬の隙をついて、馬に石を投げた。

気が動転した馬は、鳴き声をあげて去っていく。

今だ!


走れーーーー!!!!


早い、俺の方があのオッサンより早い!

足早いほうじゃなかったけど、なんか凄い早く走れる。これって改造されてるから?すごい体が軽いんですけど。


森の中に逃げ切ったとき武士はこちらを探すのを諦めたようで、馬を探しに戻って行った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ