スローライフとはなんぞや?
これは自分に向けたもの。批判、否定、拒否をしても構わないし、反論もしない。好きなよう判断してください。自分も好きなように受け取らせてもらうので。
村人転生~最強のスローライフは最初、ボク、勇者五才! オレは、村人十才だ……。だった。
勇者ちゃんと村人のほのぼのライフを書こうと、始めたものだが、数十話当たりから「勇者出て来るまで五十話くらい必要じゃね?」と感じて来た。
……まあ、実際は238話で出て来たんですけどね……。
このままではタイトル詐欺だなと、違うタイトルを考え始めた。
なにがいいか考えるが、そもそもほのぼのでダラダラと、長い夜の暇つぶしに始めたもの。どうせ誰にも読まれる訳もなく、なにかをテーマにした訳でも、なにかを主張したい訳でもない。ならば好き勝手に、よくある異世界転生ものなら、小難しい設定や説明など不要だろう。よくあるものなんだから、と書いたものにタイトルをつけるなんて、そう思いつくものじゃない。
そのうちなんか出てくんだろうと、42話まで進めた。
42話で完結させてればよかったものを、書いてて面白くなり、更に書き続けた。が、さすがにボク勇者、五才! オレは、村人十才だ……ではまずいだろうと考えるようになった。
主人公のべーは村人。なら、村人はいれるか。でも村人だけじゃ物足りないだろう。んじゃ、村人転生? でもなんか物足りないよな。村人転生に続くなにかが欲しい。
村人転生でスローライフ? なんか語呂がよくないな~。
村人転生でスローライフを? でも同じか~。
って言うか、スローライフってなんぞや?
前から耳にはしていたが、どんな意味かまでは知らなかったし、まあ、のんびり暮らすことなんだろうと、調べもしなかった。
まずはタイトル。タイトルに集中だ。
村人転生~スローライフ。なにか足りない。だんだんとべーの行動が怪しくなり、スローライフではなくなって来た感じがする。
村人に転生して村人てして生きているから、村人転生は良いと思った。
まあ、そんな村人いねーよとは思いはしたが、村人に転生したのに違いはない。タイトルにしても詐欺呼ばわりはしないだろう。詐欺と呼ばれるなら日本人に生まれてアメリカでアメフトやってますも日本人詐欺になるしな。ならんか?
まあ、それはともかく、べーの行動が無茶苦茶になって来た以上、スローライフでは足りないし、詐欺になることは間違いなし。ただのスローライフではいけない。べーにあったスローライフでないといけない。
で、考えたのが村人転生~最強のスローライフだった。
最強のスローライフ。これなら最強が送るスローライフとも取れるし、格付けのあるスローライフとも取れる。まあ、逃げ道だな。
なんか地味なタイトル。とは思いはしたが、自己満足で書いているもの。拘りはない。
で、タイトル変更ーーしたらまさかの日間一位。なんでや!?
と、叫びはしたが、正直に言うと、タイトル変更したら読まれるのではないかと言う計算もありました。しかし、これまでの作品、そんなに読まれるものじゃなかったし、夢を見て千人くらいと思っていた。
日間一位。そりゃ嬉しい。が、心の底からは喜べなかった。
暇つぶしに、読む方に半分以上丸投げしたような作品。じゃあ、今まで一生懸命考えた作品はなによ? と思いがあったから。
だかまあ、読んでくれる方々がいるのなら良い。どうせまぐれ当たり。そのうち飽きられるだろうと、初志貫徹続けた。
問題はそこから。
いくら最強とつけてもスローライフはスローライフ。まず戦闘は出せない。血なまぐさいことが出て来てスローライフはないだろう。
と、なると冒険者や傭兵になることはあり得ない。なるんなら最初からそれなりのタイトルにしろってことだ。
地味なタイトルだし、拘りはないが、続けていると愛着は生まれてくる。もう変更はあり得ない。
だが、そんな縛りをつけると、話が続かなくなる。
自分の中でほのぼのはほのぼの。スローライフではない。なら人間関係にするか? いや、それヒューマンドラマで良いじゃん。じゃあ、他に習って学園は? いや、村出てんじゃん。つーか、学園に行ってなにをしろと? ならば、ギャグは? そんなセンスねーよ! 推理は却下。そんな賢くねーわ。ってか、ジャンル推理になってるわ。
で、ようやくスローライフを検索。なんたらかんたら書いてはあるが、これと言った明確なものはなし。ねーのかよ!
戦闘ダメ。あっても軽めに。ヒューマンドラマ。重くしてもダメ。ほのぼの。だったら最初からほのぼのにしろよ。日常系。もう非日常になってるわ。ハーレム。ごめんなさい。精神的にも心情的にも無理っす。グルメ。食にそんな興味はありません。でも、グルメものは好きです。
スローライフ。縛りあり過ぎと、書けば書くほど縛りが出て来る。
でも、書くのは楽しい。辞めたくはない。
ならばどうする? と、出たのが出会い。いろんなキャラを出し、物語を進める。
いや、物語の中では半年くらいしか過ぎてないけど。まあ、それもスローライフだ。続けちゃえと、続けていたら書籍化のお話をいただいた。
これを? 正気か!? と思いはしたが、自分の本棚に自分の本がある映像が浮かんでしまったら消すことはできない。趣味だなんだと言おうが、自分の書いたものが本なる。これを退けることは自分にはできない。いたらアレだ。言葉にはできないアレだろう。
さあ、そうなると更に困る。縛りがある、あると思っている自分に冒険もせず戦いもせず、ほのぼのではなくヒューマンドラマでもなく、日常系でもない。ある意味、中途半端を続けなくてはならない。
ライトノベル(かどうかはあなたが判断してください)の枠として売るのならヒロインは不可欠。苦手ではあるし、これヒロインか? ヒロインってこんなものなのか? と疑問に思うが、そこはそれ。アレがアレでして、出さざるを得ない。
今、べーの物語は698話。もう、なんの世界かはわからなくなって来たが、べーの物語は続く。
自分なりのスローライフを求めて。
つーか、なんの話だよ? 自分。
返信はしません。でも感想は読ましてもらいます。あと、恥ずかしくなったら削除するかもです。なに書いてんた、自分。とか思ったら。