ガビアの街と同学年の少年
遅れました。
2作目のKSな俺の性格改革も読んでください。
まだ1話ですが汗
誤字などは後ほど直します
家に着いた俺はベッドに寝転んで今日のことを思い出していた。
はあ…
今日のことを思い出すだけでため息がでる。
時計をチラッと見ると昼の1時。
つまり、あれだけのことが今日のしかも午前中に一気に起きたことになる。
なんで初日からめんどくさいことに…
そもそもなんで今朝チンピラに…先輩に絡まれてる凛を助けようなどと思ってしまったのか。
マナを視て、凛に負けるような要素はなかった。
なのに俺はなぜか助けようと動いた。
まあ確かに凛が美少女だからって動いた部分もあったが。
というか、8割くらいはそれなんだが。
あそこを無視すれば滝兄弟絡みにも巻き込まれずにすんだし、校長にヴェネノビーネの討伐なんか押し付けられなかった。
ひっそりと穏やかな学園生活をするはずだったのに初日から完全に注目をあびてしまった。
まあ復讐が目的の時点で穏やかなんて無理だろうけど、初日からはないだろ初日からは…
考えれば考えるほど落ち込んでしまうので、ガビアの街を歩いて気分転換でもしようともう一度時計をチラッと見る。
みた瞬間、ちょうど1時半になった。
今からぶらりとガビアを見回っても晩飯の頃には充分帰ってこれるだろう。
俺は制服を脱ぎ、私服に着替えてガビアの街に繰り出した。
ガビアは竜が現れてからできた街だ。
そのため、街は工事などが頻繁にあり人が集まるので、目をつけた商人や会社などの多くが進出してくる。
いわば発展途中の街だ。そして、人が集まるということは色々な思惑が交錯し問題が発生したり人の闇が隠れやすい。強者が集まるので喧嘩なんて当たり前と、治安が悪い。さらに、この街には迷路みたいに複雑な裏路地があり悪人達が隠れるのに丁度いいため、ここでは血なまぐさいことなどが平気で発生するためガビアの上層部も手を焼く始末。
まあ何が言いたいのかというと、俺は今その裏路地で迷子になっているということだろうか。
いや、なんか冷静に言ってるけど内心超焦ってるから。
どれくらいかというと、プールの授業でサポーターを忘れたことに気づき更衣室に行くけどそこにはサポーターが既にない状態くらい焦ってる。
もう一度言うが、裏路地は迷路みたいに複雑な構造になっている。
ガビアに来たばっかの俺が迷うのも無理はない。
さて、どうしようか。このままこの迷路をさまようか、魔法で前の壁を壊してまっすぐ進むか。
壊したら上層部や学校に目をつけられるし、なんか凛と同じような気がするのでなんかいやだ。
どうするかと、迷っていると前の通路から3人のいかついヤンキーみたいな人が歩いてきた。
リーゼントやスキンヘッドなどいかにもヤンキーという格好である。マナも視る限りまあ強い。
トラウマにも大小と種類がある。
自分より才能を持つ者をみて、それを止めてしまう。
これも小さいが立派なトラウマだ。
ヤンキーや、組織の下っ端など、ほとんどのにはリーダーがいる。
そのリーダーが強ければ、どれだけ認めても心の中で自分の弱さに劣等感を抱く。
それがトラウマとなり、マナが強くなるケースがガビアではよくある。
前の3人もそうなのだろう。
まあ、あまり関わらないのが一番だな。
俺はそう決めると作戦決行、目をそらす。
地味だが、他にやることもないので目をそらす。
大事なので二回いいました。はい。
一番前の禿げたやつが話しかけてくる。
「おい、そこの兄ちゃん。こんなとこでどうしたんだ?」
失敗
「いや、ここに迷いまして…」
下手に刺激したら、まためんどくさいことになるのでできるだけ刺激しないように柔らかく話す。
「そうか、なら服も含め全部置いていったら気絶さして、大通りにほっといてやるよ」
ヤンキーはニヤニヤしながら変な提案をしてくる。
だめじゃねえか、せめて帰り道教えろよ。
なんでわざわざ気絶させるんだよ。
「いや、さすがにそれはちょっと…、帰り道を教えてくれれば結構ですので」
「おいおい、兄ちゃん。今、自分が置かれてる状況を理解してるのか?」
ハゲのヤンキーがいうと後ろの2人のリーゼントがニヤニヤ笑う。
それはこっちのセリフだよ…
どう反応しようか、困っていると壁の上から声がした。
「おいおい、なんか絡まれてるみたいだな」
上を見上げると1人の少年がしゃがみながらこちらを見ていた。
太陽にかぶさってよく見えない。
「誰だてめえわ!」
ハゲヤンキーが叫ぶ。
「よっと」
少年は壁がふわりと飛び降りると俺の前にたってヤンキーと対峙する。
短い髪に爽やかな雰囲気。左ほほに一筋の傷がある。
軽い身のこなしからみて、只者ではないことはすぐにわかった。
しかし、視たかぎりマナはそこまで強くない。
薄暗いので顔しか見えない。
服装はどこかの制服だろうか?
その少年はヤンキーに向かって
「お前らに名乗る名はねえな、というか必要もねえ」
と、挑発をなげかける。
どこか飄々とした態度だ。
「なんだと?」
ヤンキー達はその態度にイラついたのか、先頭のハゲは拳を腰だめに構え、後ろのリーゼント2人はどこからか取り出した剣のつかを持つ。
後ろのやつらのはなんだ?と思いながら見ていると、つかから薄い水色の刃らしきものが現れる。
少しマナらしきものが見えたので、マナを流し込んでいるのだろう。
「おい、危ないぞ」
俺は、前の少年に注意する。
一人一人よりは少年の方が強いだろうが、3人はきついだろう。
すると少年は俺の方見て少し笑うと大丈夫大丈夫と言いまたヤンキーの方に向き直った。
あの飄々とした態度のまま、少し腰を落とし拳を構える。
風が吹く。
どこからか、1枚の葉がひらひらと風に流され落ちてきた。
その葉が地面に着いた瞬間、ヤンキー達は同時に動き出す。
見てわかるように近接戦闘型なんだろう。
ハゲが鋭いパンチをくりだし、後ろの2人が時間差をつけ、切り掛かる。
しかし、少年は霞むほどの動きを見せ全ての攻撃をかわす。
ヤンキーはかわされたことに少し驚きを見せたが、すぐに切り替えたようだ。
3人のマナが膨らむ。
少年は右足で踏ん張ると、さっきと同じくらいの速さでヤンキー達の横をとりすぎながら体に触れる。
すると、ヤンキー達が突然倒れた。
今のは…
俺は視た。ヤンキー達のマナがほとんどなくなっていることに。そしてそのマナは少年が触れた瞬間、ヤンキーから少年に移動…つまり、吸い取ったところを。
少年は倒れたヤンキーをニヤッと笑うとこちらに歩いてきた。
少し薄暗いせいか見えなかったがよく見ると、少年はコンフリクト学園の制服を着ていて、胸には俺たちと同じ学年の証である赤色のバッチがつけられていた。
新キャラ登場!




