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詩集:向日葵

本当の意味

作者: 藍桜

詩集、第三弾!

相変わらずの少年少女の恋愛模様でお送りします(^^)/


ちなみに、イメージは少年のバンドライブを見たあとの少女、だったりします(笑)

あぁ、そうだったんだね

あのときの涙の意味を

今やっと知る


夜の駅

携帯電話の画面を前に

ベンチにひとり

「今向かってる」

その言葉は

奇跡かと思った


走ってきた君

込み上げる熱

耳の奥に残る

激しい律動

優しい音

もう言葉は消えてた


わけもわからず

こぼれた涙

君の目を見ると

止まらなくて

困ったような君

そんな顔を

させたいわけじゃない


あぁ、そうだったんだね

あのときの涙の意味を

今やっと知る


笑顔が見たかったんだ

君の笑顔

だから嬉しかった

嬉しかったはずなのに

遠くに輝く君の笑顔

悲しいだけで

切ないだけで


大好きな笑顔だから

とびきりの笑顔だから

つくったのも

向けられたのも

自分じゃないのが

嫌なんだ


あぁ、そうだったんだね

あのときの涙の意味を

今やっと知る


溢れた涙

本当の意味

喜びでもなく

感動でもなく

ただ

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