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RagnaLog~金色の旅人~  作者: とうろく
プロローグ
7/73

7

 即座に狙いを定め、盗賊にパチンコを向ける。

 ギリギリと引き絞ったパチンコはすでに弾を装填済み。


 さて、ここで待望のイクスの樹の特徴その三である。

さっきの件でその能力に一抹の不安を抱かせるイクスの樹であるが、その三については太鼓判を押す。


 なぜか。それは、おれが普段からそれを頻繁に活用しているからであり、そして、身をもってその効力を体験したことがあるからだ。

 

 もったいぶらずに言おう。イクスの樹の特徴その三。

 それはずばりこの樹に実る果実。さくらんぼ程の大きさの実が、枝という枝に実っている。

 面白いのは、その実は三種類あり、それぞれ色と用途が違う。

 さて、ではそれぞれの実の用途についてだが。


「このファッキン盗賊!くらえ!」


 緊張が解かれたパチンコから、小さな赤色が飛び出していく。それこそイクスの実が一つ、赤の実である。


 赤は攻撃色。この実は潰れると真っ赤な汁と粉をまき散らす。その色からわかるように、こいつが目や鼻腔なんかに入るとちょっと本気で洒落にならない。激辛の実。

 つまり用途は他者の撃退。

 

 ちなみに、これをくらうと三日三晩は涙と鼻水が止まらない。ガキの頃、知らずに齧った自分が悔やまれる……。

 これからこいつはあの地獄を味わうのかと思うと、少なからず同情するような。


「いっけぇええええええ!撒き散らせぇえええええええええ!」


 建前と本音がちぐはぐなうえに、もろに本音の方が口から溢れ出ちまってるが、まあいいだろ。相手盗賊だし。


 おれが放った赤の実は、枝葉の隙間を抜けて一直線に盗賊へ飛んでいく。

 自慢だが、おれの射撃の腕前はなかなかのもんなんだ。村のおっさん連中にだって引けをとらないぜ。

 ふふん。


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