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物事の始まり

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初めましての方も、そうでない方もよろしくお願いします。

世界のどこかに自分と同じ顔の人間が、三人いるって知ってる?

その時までは僕もそんなに意識していなかった。


 僕の異常の始まりはこんなだった。

その時、僕は寝ていた。だけど、とても良い夢だったのに起こされてしまう。

腹の上で喧嘩をしている馬鹿がいるようだ。

「テメエ、何者だ」

「あなたこそ、何者ですかっ」

『どうして同じ顔』

「なんだー!」

「ですかー!」

叫びやがった。いくら温厚な僕でも怒る。重たい瞼を開けるて言う。

「君たちはいつまで人の腹の上で喧嘩するつもりか、訊いてもいい?」

嫌味を込めて笑顔だ。すると人の顔を見て2人とも固まった。僕もだ。

「同じ顔が三人~!」

黒い方が言う。白い方はぎくしゃくと僕の上からどいた。

黒い方は未だに僕の上にいる。それを無理やり押しのける。

「邪魔」

白い方に倒れて行ってつぶされる。

「グェッ」

つぶれた蛙みたいだ。

「とりあえず、自己紹介をしようか。僕は十六夜月夜だよ」

「悪夜だ」

黒い方が言う。

「天月です」

白い方が言う。

いやな感じに人の名前をまぜている。

「お二人さんの職業は?」

現実を受け入れたくなくて聞いてみる。二人の背中には白黒の羽が生えている。

「悪魔だ」

「天使です」

「見たまんまかっ」

くっ。また突っ込んでしまった。僕は基本系ボケがしたい。

なのにこの二人は僕の願望を叶えてくれそうにない。

「まあいい。とりえずなんでこんなことになったの?まさか、そらを飛んでいたら同じ顔が喧嘩になって落ちたらここだった、とかじゃないよね?」

『エスパーか!』

……こいつら馬鹿だ。

うっし、とりあえず、母さんに見つかる前に追い出そうか。

「よし、今から5秒数えてやるからそれまでに出ていけ。じゃないと…」

言葉を切って人差し指を持ち上げる。悪夜の髪がちりっと切れた。

「うわっ。なんじゃこれ!」

驚く悪夜に説明する。

「僕の部屋には侵入者用の罠が仕掛けてあるんだ。今のワイヤーで、首を切り落とすこともできるよ?スゴイでしょう」

胸を張る僕に気まずそうに話しかける天月。

「あの~、大天使様にこれからすることは同じ顔の三人でしなさいっていわれたんですけど……」

「気のせい、気のせい」

「俺も魔王に言われたんだけど」

「きっと幻聴か何かだね」

さらっと流す僕。

「第一、なんで同じ顔した三人なのさ」

一番の疑問点に質問する。すると悪夜が答えた。

「ほら。よく言うじゃん?世界のどこかには同じ顔をした人間が三人いるって」

「でも、人間じゃないですよね?」

天月が質問する。

「人も悪魔も天使も似たような形だからいいんでねーの」

適当だな、おい。

「ちなみにこれからすることとは?」

『人間の暗殺』

おおーい。悪魔はともかく、天使が人間の暗殺ってなに!?無理でしょ!?よく自分のキャパを考えてよ。

「その、悪魔にも天使にも狙われている人間とは誰よ?」

『医者だ』

アウトッ。イシャコロスって何!?日本語?なんで医者なんだよ。極悪犯じゃないのかよ!

「そいつはなんでも死神殺しって呼ばれていて、死にかけの病人を救えるんだ。」

「奇跡の医者ってやつか。」

「でも実際は死神を殺しているんですよ」

「良いことじゃないか」

『全然良くないの!』

ハモられた。

「死神は秩序の番人でもあるの。死神が魂を回収せずに放置してたら、それこそ、気がくるって凶悪犯になるか、ゾンビになる。そんな世界をどう思うよ」

「いやだ」

即答できる。そんな世界はいやだ。僕は今までどうり平和に暮らしていきたい。

「そこで、人間に殺してもらおうと思ってここに来たんです。天使や悪魔じゃ殺せませんからね」

その言い方だと僕が殺すみたいじゃないか。

「いやだよ?人殺しなんて。益がないのにそんなことするわけないでしょ」

『エッ』

二人とも驚いた顔をしている。いやいやそんな顔しても僕は落ちないよ。第一同じ顔なのにそんな顔されると気持ち悪い。

「まあまあ、そんなこと言わないでやってあげれば?そういうのも、楽しいと思うわよ?」

背後から声がかかる。

この声は……

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