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気を抜いてるときに爆弾発言は辞めて欲しい日

 昨日王城に呼ばれたせいで、今日はしんどい。

 結構気も使ったし、朝起きるのが辛かったなぁと机の上で寝ていると

 「ノンタン!今日一緒にランチ食べよう!」

声をかけられたけど、パーシーの声じゃない。え?と体を起こすとメガネをかけたリアム・ガルシア公爵令息がいた。

 「!!!!」

もうさ、心臓が口から飛び出ると思ったね。

 「ななななんで?え?え?え?どうして?ノンタンって・・・」

言葉にならない位びっくりした。なんで一緒にランチ?ノンタン?なんで?

 「だって、友達は君のことノンタンって呼ぶんでしょう。だったら私も友達なんだから呼んでも構わないよね?」

 「友達?いつから?え?いや、嫌って訳じゃないんですけど・・・え?なんで?」

 「だって君、昨日私の父からこれからも友達としてよろしくって言われたら、こちらこそって返してたじゃない。これってもう私たちが友達ってことでしょう。」

 はい、確かに言いましたよ。だって、友達じゃないんでなんてあの状況で言える?場のノリじゃない。でもさ、婚約者に不貞されて、それでも婚約関係続行しないといけないこの人にまだ友達じゃないですよね、なんて言える?言えないよ俺。

 「わかりました。ガルシア様さえ良ければ友達になりましょう。ランチ、良いですよ。食べましょう。他に誰かお誘いしてます?」

 「いやだな~友達なんだからリアムって呼んでよ。他は誰も呼んでないよ。」

 「あぁ、駄目です。二人はまずいです。誰か!誰かもう一人呼びましょう。パーシーでも良いですか?」

 「あぁ、ミラー君ね。彼には言っておかないことがあるから丁度良かった。」

ごめん、パーシー。なんか面倒事ありそう。昨日の口止めかな?遠い目をするパーシーが目に浮かぶ。

 「早速彼の教室に行って誘ってきましょう。さあ、行きますよ。」

 「ねえ、そのさあ、行きますよっての辞めない?俺の心臓に悪いよ。」

そう言うとクスクスと楽しそうに笑うリアムだった。

 メガネを取って二人で3組の教室に入ると周りはザワついた。案の定パーシーは遠い目をしていた。

 「パーシー!今日三人でランチ食べよう。」

 「なんで?なんで三人なのよ!俺要る?もう俺巻き込まないでよ!」

わかるぞ、パーシー。俺も同じ意見だ。でもなもうお前は逃げられねーんだよ。だって俺とリアムにロックオンされたら逃げ道なんてないのさ。

 「ミラー君!ノンタンとランチ食べたくないんですか?私からもちょっとお話があるからつきあってください。」

 「ノンタン!俺だけのノンタン!お話って何?怖い~怖いよノンタン助けて!」

誤解を招くような言い方するな。なんだ俺だけのノンタンって!ちゃんと俺だけの呼び方って言え!周りが更にザワついてんだろうが。

 「ほら、覚悟を決めろ!テスト勉強みてやるから今日のランチ付き合えよ。」

そう言って教室を出ると、リアムが首をかしげて

 「テスト勉強をノンタンが見るのですか?ミラー君の?君5組ですよね?」

首をかしげるのはわかるよ。後で説明してあげると言って授業があるから一旦別れた。



 「もうさ、君ら二人と居ると目立つのよ。あの後教室で大変だったんだからな。俺がもし二人とつるんで周りからやっかみかって孤立したらどうしてくれんのよ。」

 「パーシー、安心しろ。お前は根っからの末っ子で周りにかわいがられるタイプだ。」

 「私も末っ子です。同じですね。」

みんな末っ子なのに、圧倒的にパーシーは末っ子感がある。同じじゃねーなと俺とパーシーは思ったはずだ。

 「ほら、俺のサンドウィッチやるから機嫌直せよ。で、リアムの方から大事な話があるから心して聞けよ。」

 「リアム!リアムって呼ぶほどの仲なわけ?いつから?」

先に進まないからもう黙って欲しい。とりあえず2人はガルシア君、ミラー君と呼び合うことになった。だって二人は友達の友達だからだって。そうですか。どうでもいいわ。


 「ノンタンから聞いた第二王子の青かんの話を誰にもするなって事でいいんでしょ。オッケーオッケー。でもさ、ノンタン昨日大変だったんだね。王城に呼び出されてるなんて知らなかった。ガルシア君もいいの?もう婚約破棄した方がいいんじゃない?ガルシア君の方からできるんじゃないの?」

確かに相手が不貞してたんだから、こっちから婚約破棄出来るよな~正当な理由になるし。あと、パーシーのノリが軽すぎる。

 「父にもアンドリュー王にも頼まれてしまいまして・・・ずっと婚約解消したかったんですが、今回の件で上手くいけば出来るかと思ったのですが、詰めが甘かったのか、王殿下が一枚上手だったのか解消に至らず無念な気持ちでいっぱいです。」

 「!!!!!!!!!!!」

 「やめて!何もいわないで!これ聞いちゃ駄目なやつ!!!」

知らんかった。本人が婚約解消したいだなんて!!!!しかも無念な気持ちなんだ。パーシーも軽い気持ちで相手に寄り添う気持ちで婚約破棄した方が良いんじゃないって言ったんだよぅ。そのあとの返事って

 「いや、私は継続で良かったです。」って言うと思うじゃん。なのに婚約解消したかったって!ずっと多分ずっと婚約関係嫌だったんだ!なんかさ、そういう思いに気づいちゃったら、放っておけないよね。

 「リアム(ガルシア君)、俺に出来ることがあったらなんでも言ってね」

俺たちはすっかりリアムにほだされてしまったんだ。


 


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