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#8 FLAME

煌星を吸血鬼にした後

紅はとある街に来ていた


吸血鬼には階級が存在する

幾人の人の血を吸ったものが最上級となる

紅は最上級の吸血鬼であった


最上級の吸血鬼にはひとつ課せられている制約がある

むやみやたらに人の命を奪う吸血鬼を監視すること

紅は今回上層部からの通達で

ある吸血鬼の様子を見にこの街に来ていた


あ〜だっる


夜の街を黒い翼で飛行する紅

街の外れにひとつの教会が見えた

教会の前で降り立つ

黒い翼をしまい教会の扉を開こうとしたその時


きゃー!


女の悲鳴が教会の中から聞こえてくる

紅はすぐ扉を開き中を確認した

中には我を失っている吸血鬼と

血を吸われ、もう既に息がない女がいた


お前やろ〜最近ここら辺荒らしてんの


吸血鬼は血を求め飢えていた

牙をむき出しに紅を睨んでいる


チガホシイ…


はぁ〜お前もう散れ


紅は炎の魔法で飢えた吸血鬼を焼き葬った

吸血鬼の中には自我を失い血を求め続けるものがいる

それらを処理するのも最上級の吸血鬼の役目なのだ


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

吸血鬼は悪者というイメージが定着している

その中でもルールを決めて人間と共存しようとする

いい吸血鬼もいるのだった


任務完了〜


紅は使いの鴉に上層部への報告書を託した

鴉は闇夜に飛び立つ


紅は亡くなった女の瞼に触れ

女の目を閉じた


お姉ちゃ…


後ろを振り向くと10代くらいの少女が震えて立っていた


お前の姉貴なんか?


紅はその少女に問いかける

少女は泣きながら女に駆け寄った


お姉ちゃん!お姉ちゃん!


少女は泣き続けた


(あ〜ほんまだるい…)


あの!お姉ちゃんを助けてください

お願いします!!


少女は紅に助けを乞う

涙目で訴える少女の姿に紅はひとつの提案をする


ええけど、お前の血を俺様によこせよ


え…


なぁん、別に命までは奪わへんって


少女は1度考えたがすぐに答えた


わかりました、わたしの血でお姉ちゃんが助かるなら


少女は立ち上がり紅に近づく

紅は少女の首筋に触れなぞる

少女は怖いのか震えていた

紅は少女の涙に口付けそのまま首筋に牙を立てた


牙から生暖かい血が流れ込む


ゴクッ


紅は少女の命を奪わない程度に血を飲み続けた


ん!


痛みを堪える少女からまた涙が零れた

ある程度血を飲み干すと首筋から離れる紅

口元が真っ赤に染まる

舌で舐めとる姿がやけに色っぽい


約束な?


そう言うと紅は既に冷たくなった女に

自分の血を分け与え吸血鬼に変えてしまった


女は目を覚まし吸血鬼として蘇る


お姉ちゃん!


〇〇…!!


姉妹は抱き合い喜んだ


ありがとう…吸血鬼さん


紅はなにも言わず教会から外に出た

夜の空に飛び立ち姿を眩ませた


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