#10 眷愛
深夜25時
冴夢が起床する
その時間の2時間前に○○は起き
冴夢の世話支度をする
冴夢は起きたらまず食事
○○の血を吸う
その後シャワーを浴びる
○○はそそくさと浴室を洗い
冴夢が起きる前に準備を整えた
チリンチリン
屋敷中のベルが鳴り響く
やば!冴夢様起きた!
○○は急いで冴夢が待つ寝室へ走った
ガチャ
部屋のドアを開き
急いで冴夢の前に立つ○○
また焦ってたん?
いえ!全然余裕です!!
○○は大嘘をついた
いつもギリギリなのは冴夢に大バレなのだ
まぁ…ええわ
お腹すいた
はい!
緊張の時間
もう何年も冴夢と暮らしているが
吸血の時間だけは何回あっても慣れないでいた
○○はメイド服の首元を開き
冴夢に差し出した
冴夢は○○を抱きしめる
冴夢…様?
今日くらいええやろ
優しく抱きしめられ戸惑う○○
○○の背中をゆっくり撫でる冴夢
なんだかむず痒くなる
○○…
は、はい!
クスッ
かわいい奴
冴夢は微笑みながら○○の頭を撫でた
今日の冴夢はなんだか可笑しい
冴夢様…吸血しないんですか?
なに?吸って欲しいの?
え…///や!そういう意味じゃ///
なに?
冴夢が○○の耳元で呟く
…///
言わなわからん
冴夢様///
今日可笑しいです///
別に、なんも可笑しないで?
なんか…優しいです///
なんなんw
いつも優しいやろ?
いや、そうなんですけど!
今日は特にこう、いつもより優しいと言うか///
なんと言うか///
言われて言葉を濁す○○
照れくさくて冴夢を見られないでいる
○○…こっち見て?
あ、はい!
冴夢様!
ん?
○○は冴夢に手紙を見せた
あの、お手紙が届いていました
ヴァンパイア協会から
はぁ?しんどw
え、いやそんなこと言わず
読んでくださいね!
○○は黒い封筒赤い封蝋がされた手紙を冴夢に渡した
はぁ〜今年もか…
冴夢は大きなため息をつく
集会…ですか?
そうだね、毎年この時期になると
各地のヴァンパイア達が協会へ招集される
そう…ですか
冴夢は目に見えてわかるくらい
嫌がっていた
うちあいつ苦手なんよね…
冴夢は手紙を燃やした
冴夢の手のひらから出る赤い炎で
一瞬で焼け散る手紙
○○、シャワー入る
集会に行かなあかんくなった
冴夢は上着を羽織り歩き出す
はい!かしこまりました
お風呂の準備はできてます
○○はにこっと微笑んだ
深夜25時
当たりが静まり返った頃
1人の吸血鬼と眷属が
屋敷の中で動き始める




