概要
悪堕ち、洗脳、侵食の描写集
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碧国エルリアの象徴、生命の母たる世界樹の巫女姫。
彼女は大地に恵みを与え、命の循環を司る神聖なる存在であり、その慈愛に満ちた微笑みは、国民すべてを包み込む温もりだった。ふくよかな胸に抱かれれば、まるで母の胸に還ったかのような安らぎに満ち、誰もが彼女に甘え、その懐で癒されたような心地。まさに「バブみ」の化身とも言うべき存在——だが、その神聖なる母性は今、冒涜と陵辱の淵に沈められようとしていた。
魔大国の侵攻は苛烈を極めた。ジェノサイド・オーバーロード——虐殺の権化と呼ばれる暴虐の王によって、巫女姫は囚われた。かつて母のような微笑みを湛えていたその表情は、今や悲哀と恐れに染まり、慈しみに満ちた瞳には薄く魔の陰が差す。
彼女はなおも誇り高く、エルリアの生命の象徴として抗い続けた。だが、ジェノサイド・オーバーロードの放った"魔堕ちの法"は、ゆっくりと確実に彼女の魂を蝕んでいく。
その身体は、まるで赤子を抱く母のように、穏やかでぬくもりに満ちていたはずだった。だが、今では白く清らかだった肌に、血のように赤黒い紋様が絡みつき、淫靡な刺青のように刻まれ始めていた。それは、彼女の心が"生命の象徴"から"虐殺の花嫁"へと変わり果てる刻印——。
「……まだ、私は……っ……!」
巫女姫は喘ぎながら抵抗する。だが、己の胸の奥底から沸き起こる甘やかな熱に、自らの意思が揺らぎ始めていた。母としての慈愛が、何か得体の知れない甘美な欲望へと塗り替えられていく。
彼女の唇は艶やかに濡れ、吐息はいつしか艶めかしいものへと変わり、その声すら耳にするだけで堕ちる者がでそうだ。巫女姫が堕落すれば、彼女の血を捧げた"血界祭壇"が進化し完成し、その忌まわしき力はエルリアを覆い尽くし、さらには魔大国の標的となっている日本にまで更なる大災厄が及ぶことは間違いない