流石にやばいよね
お久しぶりです。
まだ読んでくださる方がいるのかわかりませんが、ぼちぼち投稿していきます。
とはいえ書き溜めがあるわけではないので、不定期更新になってしまいますが。
よろしくお願いします。
翌朝。
いつもより早く起きた私は、キッチンでクッキー生地をコネコネしていた。
何故こんな朝っぱらから作っているのかというと、昨日のマシンガンとした約束のためだ。
寝る前にやれば良かったんだけど、眠すぎて朝やればいいかって感じでそのまま寝てしまった。
恨むぞ、昨日の私。
と、まあそんなことを思いつつ手を止めることなく進めていると、後は焼くだけとなった。
だがしかし、ここで一工夫加えたいと思う。
普通のクッキーでもいいけど折角なので何かプラスしよう。
漫画とかだとここでゲテモノを加えたりして、食べると背景が宇宙になったりするんだろうけど、私はそんなことはしない。
食べ物を粗末にしてはいけない。いいね?
なんて言いつつ入れる物はもう決めていたりする。
それはーージャムだ。
思ってたより普通だなとか思うかもしれないが、これが結構美味しいんだよね。
個人的にはイチゴが好き。
でも全部イチゴにするのはちょっとつまらないので、ブルーベリーとかリンゴなども入れる。
ミカンもいいね。
色鮮やか〜。
ちなみに私はジャムを焼く前に付けてしまう派だ。
もちろん焼いたクッキーにジャムを付けても美味しいけどね。
あと、焼いてからだとジャムを別で持ち運ばなければいけなくなるので、それは流石に荷物になるしめんどくさいという理由もある。
てな感じで全部の生地にジャムを塗り終えたので、焼く作業に入ります。
まあオーブンで焼くだけなんだけど。
その間に朝食を済ましてしまうとする。
熱したフライパンの上に薄いベーコンを乗せて両面を焼いていく。
ある程度焼き目がついたら、ベーコンの上に卵を乗せて目玉焼きを作る。
水を少しだけ入れて蓋をして少しの間蒸し焼きにする。
その間に焼いておいたトーストを皿に乗せて準備は万端。
ベーコンと卵をトーストの上に乗せてあげて、仕上げにブラックペッパーをかければベーコンエッグトーストの完成だ。
簡単に作れる割に美味しいのでお世話になることも多い。
黄身が半熟だと最高です。
ということで、クッキーを焼いている間に朝食を済ませる。
済ませた。美味しかったです。ご馳走様でした。
ーーーチンッ!
食べ終わったと同時にクッキーが焼き上がった。
どれどれ、んー…。
上手に焼けましたー!
見た目、匂いはどちらも美味しそう。
味は食べてみないとわからないけど、変な物は入れてないしまあ大丈夫だろう。
結構作り慣れているし。
常温で少し冷ました後に適当にラッピングして学校用の鞄に割れないよう注意して入れていく。
割れたり欠けたりしたら台無しだもんね。
後は制服に着替えて寮を出る時間まで適当に過ごすだけだな、と時計を見るといつもならすでに登校している時間になっていた。
思わず三度見くらいしてしまったが、無情にも同じ結果になるだけである。
急いで着替えて、手櫛で寝癖をなおしつつ寮を出た。
学校まで全力疾走をする。
といっても私の足の速さはお察しレベルだけど。
昨日それを嫌ってほど自覚したし。
…別に悲しくないし。
ともあれ遅刻はしたくないので急がなければ。
そんなに走ってると汗をかいて匂いとか気になってしまうのでは?
普通の女子ならそう考えてしまうのかもしれないが、私に限って言えば無問題。
元男だから?いやいや、匂いは男でも結構恥ずかしいと思う。
ではなぜなのか?
それは私の魔法で常にフローラルな香りにできるからだ。
花魔法万歳!
息も絶え絶えな状態で校舎に入ると、なんとアルの後ろ姿を発見した。
これはもう遅刻回避確定演出なのでは?
私のパタパタと走っていた足音が気になったのか、アルがこちらに振り向いてきて、私の姿を視界に入れるとびっくりしたような表情をした。
おお、アルがそんな表情するなんて珍しい。
「イル?どうしたの?そんなに息切らして」
「ハァ…ハァ…なん…でも…ない…ハァ…」
「なんでもないようには見えないけど。…まあ、とりあえずおはよう」
こちらを心配してくれるアルには悪いが、走りすぎたのか気持ち悪くなってきて喋りたくない。
だが挨拶は大事で、されたら返さなければならないと古事記にも書かれているらしい。
なんとか声を絞り出す。
「お…はよ…うっ」
「イルっ!?今保健室に連れて行くからね!」
「うーん…」
過度な運動、いくない。
寮から学校まで走っただけなんだけどな。
おかしいな。
あっ…意識が…。がくっ。
目が覚めると知らない天井だった。
ここはどこ?私はイルメラです。
いつのまにか知らない場所で寝ていたんだけど?
ご丁寧にもベッドの上だし。
うーん、何があったんだっけ?
確か遅刻しそうになって走ってて、校舎に入ったときにアルがいたような。
ああ、思い出した思い出した。
気持ち悪くなってアルに保健室まで運んでもらったんだっけ。
途中から記憶にないけど。
走りすぎて倒れたのかー。あははは….はぁ。
体力つけないとなあ。
ーーーキーンコーンカーンコーン
授業の始めや終わりなどになるチャイムが鳴った。
そういえば今何時?と、時計を見てみればなんということでしょう。
もうお昼ではありませんか。
これは流石にやばーい。
「イル!目が覚めたんだね」
「…おはよう?」
ガチャッとドアを開けてアルが保健室に入ってきた。
アルさんや、まだチャイムがなって数秒しか経ってないですよ。
来るの早すぎでは?
いや、心配してくれていたのは嬉しいけども。
ていうか息も切れてないし。
その体力少しでいいから分けておくれ。
お読みいただきありがとうございます!
前書きでも書きましたが、ぼちぼち投稿再開していきたいと思います。
よろしくお願いします。
それと、新作を描き始めました。
よろしければそちらもご覧ください。
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