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異世界旅行記  作者: 暇人
6/12

実力試験開始!

2日後


「うにゃ、おはよ〜」


といっても誰かが答えてくれる筈のない1人部屋なのだけど、でもやっぱり朝起きたらおはよって、いいたくならない?


「コンコン」


あれ?ノックの音だ、なんのよーかなぁ、寝ぼけ眼を擦りながらドアを開ける


「前田大将から手紙を預かってまいりました」


あ、あれ?あー。あー!一昨日のことか!そーいや殺るなら殺ってもいいよ!みたいなこと言ってたね私!全く覚えてなかったよ。。


「あ、はい、ありがとね〜」

「...その」


?どしたんだろ


「非常に言い難いのですが、下着姿で異性の前に出るのはどうかと...」


「。。。はゎ。ご、ごめんね!変なとこ見せちゃって!ばいばい!ありがと!」


半ば無理やりに、手紙を持ってきてくれた士官を扉の外へ追いやった。


。。すっごい恥ずかしい、やっぱり寝起きって頭回らないよね?下着なのも気づかないよね。。仕方ない、仕方ないけど、恥ずかしい。。


気、気を取り直してっ、手紙見よ!手紙!


[楓殿2日ぶりだな、自室で寛いでいると伺っておる]


???嫌味言いに手紙書いたのかな??嫌味にしか聞こえないんだけど。。


[礼節弁えぬ事は遺憾の極みなのではあるが、早速本題に入らせていただく]


え、ほんとね、まぁ私も大概だし、礼節とかちょーどーでもいいし、いーんだけどね!


[先日お話頂いた内容だが、まず楓殿のお力を拝見したく思う、最低でも我々の今持っている武器などを相手に出来ないようであれば話にならないのでな。


拳銃では些か我々にも楓殿の能力が如何程なのか分かりかねる故、それが分かり次第任務についてお話致す]


ふーん、確かに、あんなんじゃ痛くも痒くもなかったけど、むこーさんとしては私の情報全然ないから不安だよね?


よしっ、いっちょ気合いいれて自衛隊さんとやらの本気見せてもらおーじゃないの!


えーとなになに?訓練は地下でやります?ふむ、地図は〜、あ、これか!いこいこ!


。。。一向につかない、ここどこ?基地、広くない?そう私がおろおろしていると


「どうされました?お困りですか?」

「えっ、あ、あの、この地下訓練所と言う所に呼ばれたんだけど。。」

「...噂の楓様でしたか、地下訓練所、地下訓練所、ですか、多分あちらですね...入口はこの突き当たりを右に真っ直ぐいって3分くらいの所にあります、行けばおわかりになるでしょう」


どんな噂になってるんだろ、ちょっと気になるけど、聞くの怖くて聞けない。。絶対良くない噂でしかない気がする。。


ほら、よくある大将の弱み握って〜とか?床上手だから〜とか?碌でもないってことにだけは確信がもてるね!


あっ、ここかな?ネームプレートに''地下実験所''って書いてあるし、多分あってる!はいろーっと。。ん?なんか違和感があるけどまーいいやっ


「待て!これより先は地下実験所である、何用か?」

「あれ?話通ってないの?私大将さんに呼ばれてきたんだけど?」


手紙ヒラヒラさせながら受けごたえしてたら、門番らしき人がすっごい慌ててOKしてくれた、やっぱり権力って素晴らしいっ!


とーちゃくっ!うわっ、広!しかも鉄?鋼鉄かな?なんかすっごい建材で周り囲まれてる!ここで何してたんだろ。。ちょっと怖い。。


「来られましたな楓殿」


あ、大将さんきたぁ


「き、来たけど、随分がっしりなんだねっ?」

「うむ、爆発物及び危険物、多岐に渡るものから地上を守るために堅固に作られておるからな」

「ふ〜ん、そーなんだっ」


堅固過ぎるんじゃないかなぁって思うけど、これからやる訓練がそれほど激しいのかも知れない?


「では楓殿にはここにあるモノ全てを受けてもらいます、構わないと思うが、構わないであろう?」


あ、煽られてる、すっごい笑みが黒い。


「よゆーっです!」

「ははは、頼もしいですな、では新兵器も幾つか試させて貰おうではないか」


嫌な予感しかしない。でも数分後の自分は数分後の自分に任せよう、そうしよう。


そうして劇物に弄ばれる私の一日が始まるのであった。。。

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